高畑充希『同期のサクラ』橋本愛とのバトルを綾野剛が絶賛「神回でした」の画像
※画像は日本テレビ『同期のサクラ』番組公式ホームページより

 女優の高畑充希(27)主演のドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ系)で、主人公のサクラ(高畑)と同期入社の百合(橋本愛/23)が本音をぶつけ合う演技が、多くの視聴者の感動の涙を誘ったようだ。

 このシーンが見られたのは、10月23日放送の第3話でのこと。2011年3月11日、東日本大震災が発生し、サクラは電車が止まって自宅に帰れない百合を自分の部屋に泊めることに。百合から会社に自分の居場所がないと悩んでいて、本音を笑顔で抑えていたと告白されるのだが、後日、その百合が会社から逃げるように、それほど愛していない彼氏との結婚を決めたことを知る。

 サクラは会社の屋上で百合に退社を思い留めさせようとするが、百合は「彼は医者だから生活に困らないし、子どもができたらすてきな家族も作れる」と譲らない。そこで、サクラは「それは百合さんの夢ですか?」と問いかけ、「私には夢があります」と自身の夢を語ろうとしたのだが、百合は「止めてくれる? バカのひとつ覚えみたいに。夢夢夢うるさいのよ! 夢があれば偉いわけ?」と激怒。

 これにサクラは「ブス! ブス! ブス!」と何度も百合を罵倒。興奮したのか故郷の新潟弁丸出しで、今の百合ならどこに行っても今の繰り返しで幸せの種をまかなかったら花は咲かないと言い放ち、「無理して笑うのはやめれ!」と、百合への思いをぶちまける。しかし、百合はサクラのえり首をつかむと、「言っとくけど、あたしとあんたは住む世界が違うの。あんたみたいな田舎もんと同じ空気を吸うのイヤなの。だから、2度と私の前に現れないでくれる?」と言い捨てて立ち去ってしまう。

 そして、ドラマ終盤。結婚を同期たちに祝われ退社しようとする百合に、サクラは「最後に2人で写真を撮りませんか」と頼むが、「友達でもないのに」と断られてしまう。それでも「いい友達を作ってください」という声をかけるサクラを背に、百合は会社を出ようとしたのだが、足が止まって外へ出られない。

 百合は「なんで足が前に進まないの……なんで涙が出てくるの」と声を震わせ、サクラのもとに戻ると、会社に残りたいと告白。すると、人事部のサクラは百合の辞表を取り出し、まだ会社に提出しておらず、百合は退社していないと明かす。百合は「サクラらしい」とあきれるが、サクラは百合が初めて名前で呼んでくれたことに「ありがとうございます、百合さん」と感謝。百合が「さんはいらない。百合でいい」と言うと、サクラは目をうるませて「ありがとう、友達になれて本当にうれしい、百合」と喜び、一緒に写真を撮るのだった。

 この相容れることができなかった仲間が友達になっていくシーンに、視聴者はツイッター上で「嫌われるのを恐れず、本気で向き合って意見する、サクラの痛いぐらいのまっすぐさに泣けた。引き返してきた百合にも泣いた」「高畑充希と橋本愛の演技に泣かされた。仲間だ友達だとか、一歩間違えたらだいぶ暑苦しい内容だけど、2人の演技力でいい感じだったし、圧倒された」などと、感動して泣いてしまったという多くの声が。

 また、俳優の綾野剛(37)も自身のインスタグラムのストーリーで「第3回、神回でした。魂揺さぶられるキャストのお芝居に各部署スタッフの覚悟に未来あれ」と絶賛。これを見た高畑は「ありがとうございます。スタッフ共々がんばります」と感謝していた。

 今回の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は野球の日本シリーズ放送のために放送開始が55分繰り下がったためか、9.3%と前回より0.2ポイントのダウン。2人の演技が話題になり、次回の視聴率アップになることを期待したい。

※画像は日本テレビ『同期のサクラ』番組公式ホームページより

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