ジャニーズWESTの小瀧望(23)主演のドラマ『決してマネしないでください。』(NHK)が、「なに言っているか分からない」などと物議を醸し、視聴者から賛否の声が寄せられているようだ。
このドラマは、漫画誌『週刊モーニング』(講談社)で連載されていた、漫画家で東京工業大学元非常勤講師である蛇蔵の同コミックが原作。この連続ドラマ枠はNHKで“よるドラ”と称され、これまで『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』『腐女子、うっかりゲイに告る。』『だから私は推しました』などの話題作が放送され、ドラマ好きから注目されている。
そして、10月26日に放送スタートした『決してマネしないでください。』は、科学好きで恋愛経験ゼロの工科医大理工学部の学生、掛田理(小瀧望)が、学生食堂のお姉さん、飯島さん(馬場ふみか/24)との初めての恋に奮闘するというラブコメディ。共演は、ジャニーズJr.内のユニット、Snow Manのラウール(16)に、子役から活躍している今井悠貴(20)など若手のイケメンぞろいで、放送前から期待が大きかったが、初回を見た視聴者の反応は称賛から酷評まで賛否の声が大きく別れた。
その理由は、専門的な科学用語が多用されるセリフの情報量が多く、場面転換が早かったこと。また、科学の偉人の業績を解説するシーンに小瀧らがコスプレして登場する、コントのような斬新すぎる演出にもあったようだ。
これに対し視聴者からは、ツイッター上で「いちいちクセが強いし、なに言ってるか分からなかった」「何言ってんだこいつのオンパレード……これは楽しむのに教養がいるタイプのドラマや」「日本語しゃべっているのに何言ってるか分からないから字幕で見てたわw」など困惑の声が続出。
それでも、その中には「テンポが良くて見ていて心地よい。科学のことチンプンカンプンの私には理解はできないけど、見ていて楽しかった」「科学とか偉人とか全然分からんかったけど、掛田くんかわいかったからよきです」「ちょっと何言ってるか分かんなかったけど、小瀧くん、こうゆう役うまいなー! ラウちゃんはかわいくて癒される」などと、理解できないながらも面白いという声も。
その反面、一部の原作ファンからは、「素数と科学を愛する素朴で地味な天才青年の純情な初恋物語が、盛りのついた理系大学生のトンチキラブコメドラマにされてる」「原作の良さを台無しにして踏み潰したようなドラマに成り果てていた。酷くがっかりしたら出演者のところにジャニーズと書いてある。そっと毎週録画の取り消しをした」などと、厳しい意見も出ていた。
これまでも挑戦的な作品を送り出しているNHKの“よるドラ”だが、今回も賛否の声が大きく分かれるなど、新たな波紋を呼びそうだ。
※画像はNHK『決してマネしないでください。』番組公式ホームページより