「長生きできる焼き肉」「早死にする焼き肉」がついに分かった!の画像
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 給料日はフンパツして焼き肉! とはいえ、健康面も気になるのが本音。そんな不安を撃退するのはタレントで女医の木村好珠氏だ。「牛肉はタンパク質を多く含むのはもちろん、亜鉛や鉄、ビタミンB群を含みますので、貧血予防や美容にも必須の食材です」

 亜鉛や鉄は発毛・育毛や精力増強効果も期待できる。「特に牛肉のタンパク質は、体の中で作ることのできない必須アミノ酸がバランスよく含まれており、健康にはうってつけです」(前同)

 さらに“長生き”できる注文方法を、こう語る。「牛肉に含まれるLカルニチンは脂肪燃焼効果があります。特に、赤身肉のロースはカルニチンが多く含まれるため、体型を気にする方にはオススメ」(同)

 焼肉大手の『叙々苑』でも、注文内容に健康志向が表れているという。広報担当者は、こう語る。「カロリーが低めのヒレ肉の厚切りや、肩ロース、ハラミ(内臓系)などの注文が以前より増えました」

 また、タウリンを豊富に含むのが、タンだという。「血液中のコレステロールや中性脂肪の減少、肝臓の解毒作用、インスリン分泌を促し、糖尿病予防にも効果があります」(木村医師) 酒飲みにもオススメだ。

「ホルモンも低脂質高タンパクで、噛み応えがあるので、ダイエット向きです。特にレバーは、鉄、亜鉛、銅、ビタミンB12と栄養豊富。ハツやセンマイにも鉄が多く含まれています」

 一方、“早死にする焼き肉”はというと、「アブラの多いカルビなどの部分は食べすぎないようにしましょう」(前同)

 また、焼き方にも要注意。「生焼けで食べないということです。牛肉にはO-157やカンピロバクターという食中毒の原因になる細菌が含まれている可能性があります。ただし、しっかり火を通せば防げます」(同)

 だが、実は“家庭焼き肉”が一番健康という話も。「米ノースカロライナ大学の研究チームによる18年間の追跡調査で、バーベキューや焼き肉を食べた量が多いグループは、がんなどで亡くなるリスクが23%高かったことが分かりました。焦げ目や、肉汁が炭に落ちて出る煙に発がん性物質が含まれ、その煙が肉につくため、がんのリスクが高まると考えられています」(栄養士)

 煙の出ないホットプレートのほうが健康的なようだ。給料日は、高級肉を買って奥様のご機嫌を取るのが一番長生きできるかも!?

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