複数のメディアで後輩芸人へのパワハラ疑惑を報じられたＴＫＯの木下隆行（４７）が、慕われていると思っていた後輩芸人で安田大サーカスの団長安田（４５）から、涙ながらに過去の横暴行為を暴露された。
この発言があったのは、１０月２９日放送の『ロンドンハーツ』（テレビ朝日系）でのこと。今回の放送は、“相思相愛 ウラ取りグランプリ”と題し、先輩芸人たちにあらかじめ、ふだんかわいがっている後輩の名前を１０人挙げさせ、その後輩たちから別番組を装って本音を引き出すという内容。
木下は団長安田を“かわいがっている後輩”の１位に挙げ、「デビュー当初から頼んでもいないのに運転手をしてくれた」「わざわざヒッチハイクして大阪から東京まで会いに来てくれた」など、慕われピソードを披露。しかし、団長安田が“慕っている先輩”の１位に挙げたのは、木下の相方の木本武宏（４８）で、木下は９位だった。
思わぬ下位に木下は驚いていたが、ＶＴＲで団長安田は「（ＴＫＯの２人には、どちらも）１位、２位というぐらいお世話になってるんですけど、（木下は）めちゃくちゃ世話もしてるんです！」と説明。続けて、木下は引っ越しの際、業者を呼ぶことなく団長安田だけに作業をさせたと明かし、「自分は全然持たない。あんな体がデカいのに」と抗議。
さらに団長安田は「トイレで大きいほう、一人で行くのが嫌な人なんです、あの人」と言うと、一緒にトイレに行かされて用を足しているときに個室の扉を開けたまま話をさせられると、木下の自分勝手な行為を暴露。そのときワイプ映像には、あきらかに不機嫌な木下の表情が映し出されていた。
そして、スタッフが本来の番組企画を説明し、木下の後輩１位が団長安田だったと明かすと、“やってしまった”というような気まずそうな表情を見せ、「お世話になった先輩１位は１位なんですけど、そのぶんやってあげたことが……。（順位が）８個下がるくらいやってあげてるんです」とコメント。
続けて、団長安田は「ホンマに、あの人に尽くしてきたぶんがあるので、納得してもらわないと。“オマエ、なんやねん”って言われても、やってきましたよ、俺は、木下さんに対して」と訴えると、「感極まって泣いてしまいそう」と目をうるませた。
ＶＴＲを受け、スタジオのカメラが木下に迫ったが、カメラ目線で黙り込むばかり。コメントを求められると木下は、ようやく「反省している」と明かし、「当時自分は面白いと思っていたんやろな。それが嫌がってたきっかけになっていると、今知って、びっくりやな」と、しょんぼりと語っていた。
これを見ていた視聴者は、ツイッター上で「このタイミングでまさかのＴＫＯ木下への追い打ち？ ロンハースタッフからも猛烈に嫌われてるのか？」「ＴＫＯ木下隆行のパワハラ気質が想像以上だということがわかった」「木下の“かわいがり”は違う意味だろ」などと、批判の声が相次いでいた。
パワハラ疑惑とは昨年６月、事務所の先輩である、お笑いコンビ・よゐこの濱口優（４７）とタレントの南明奈（３０）の結婚パーティーで、木下が参加芸人から会費を徴収。会費は濱口が支払ったにもかかわらず、木下は会費を返金しなかったという。それを後輩芸人のオジンオズボーン・篠宮暁（３６）に年末のライブでイジられたところ木下が激怒。楽屋でふたを開けていないペットボトルを投げつけ、篠宮の左目に直撃してケガをさせたというもの。
ちなみに、後輩芸人にコメントを求めた収録は、前回の同企画が放送された８月２７日よりも前なので、団長安田の発言は１０月に報じられたパワハラ疑惑を意識したものではない。
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