加藤浩次
加藤浩次

 2019年を代表する芸能ニュースといえば、芸能人の薬物逮捕やジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏の逝去とともに、お笑い芸人の闇営業問題が挙げられる。

 7月20日、雨上がり決死隊宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号田村亮(47)が謝罪会見を行い、さらに所属事務所が会見を行った。

 これを受け、極楽とんぼ加藤浩次(50)は自身がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)の中で、「経営陣が変わらなければ事務所を辞める」と宣言。その後、加藤と会社側でたびたび会談が行われ、10月1日、加藤は所属事務所と「エージェント契約」を結んだことが明らかになった。

「加藤さんは男気があり、曲がったことが大嫌い。事務所に対しても悪いことは悪いと批判を緩めることがありません。闇営業問題で“加藤の乱”を起こしたときには、事務所批判を繰り返したため、『スッキリ』が打ち切りになるのではないか、という報道も出ました。しかし、10月の改編期も乗り越え、さらに来春以降も番組は継続することは決まっているそうです。

 ただここにきて、加藤さんだけ来春で番組を降板するのではないかと、ささやかれ出したんです……」(お笑い関係者)

 来春、加藤だけが『スッキリ』から抜けることはありえるのだろうか? 日本テレビ関係者は話す。

「まず、『スッキリ』自体が来春で打ち切りになることはないでしょう。というのも、番組ではすでに東京五輪取材チームなどを組んで、準備を進めている。だから、少なくとも五輪終了までは現体制で番組は継続していく見込みです。また、“加藤の乱”についても、現場としてはそれほど深刻にはとらえていないといいます。

 ただ、加藤さん本人は、想像以上の反響に驚いたようで、“ずいぶん大きなことになってしまった”と感じていたみたいです。それでも、自分の意見をしっかり言える加藤さんは、人望もあり、現場スタッフは、“加藤浩次の『スッキリ』”というように考えているといいます。だから、加藤さんが降板するときは『スッキリ』が終わるとき、というような気持ちで働いているといいます。また、ハリセンボン近藤春菜(36)をMCに推薦し、現在の体制を作ったのも加藤さんです。

 “加藤の乱”で番組を私物化したことへの責任を取って、または一連の騒動や事務所との交渉による心労、新たに結んだエージェント契約で事務所との関係性が変わってきたことなどで、加藤さん側から降板を申し出る可能性もゼロではないでしょうが、そうなった場合でも『スッキリ』にかかわる人はみな、加藤さんを引き留めると思いますよ」

 10月29日の『スッキリ』では、京都市がお笑いコンビ・ミキの昴生(33)と亜生(31)に、ツイッターへのPR投稿1回につき50万円、計100万円を支払っていたことを取り上げた。

 加藤は「ミキがかわいそうだよ。ミキがやった感じになっているけど、事務所から依頼された仕事でしょ? マネジャーないしが『#PR』を忘れないでくださいって会社が言うべきじゃない? ミキに仕事をやらしてるんだから。それは落ち度があると思う」と、この日も舌鋒鈍ることなく、事務所側に問題があるとコメントした。

 曲がったことは許さない、男気あふれる加藤は今、どのような気持ちで『スッキリ』に対峙しているのだろうか?

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