宇垣美里アナウンサー
宇垣美里アナウンサー

 俳優でタレントの太川陽介(60)と漫画家の蛭子能収(72)の冠旅番組『太川蛭子の旅バラ』(テレビ東京系)で、元TBSアナウンサーの宇垣美里(28)がマドンナとしてバス旅に初参戦。リーダーを務める太川と意見が合わずに険悪ムードになってしまい、視聴者から賛否の声が寄せられたようだ。

 この様子が見られたのは10月30日放送の2時間スペシャルで、1泊2日のバス旅で静岡県の三保の松原から山梨県の清里を目指す企画でのこと。初日は乗るはずだったバスの最終が14時40分だったため予定の5分の1しか進めなかったが、余った時間で観光するなど、一行の雰囲気は穏やかだった。

 しかしバス旅の2日目、宇垣が河口湖を迂回して確実に進めるコースを提案したのだが、前日の遅れを取り戻すため、太川は「ショートカットできる」からと精進湖を北上する最短ルートを選択。しかし、バスを降りると期待した観光案内所はなく、さらにタクシーを呼ぶのにも40分かかるというピンチに陥ってしまう。

 足止め状態になると知った宇垣の視線は冷たく、太川が「そんな目で責めないで、僕を」と訴えると、宇垣は「私は言った。けっこう何度も(迂回コースで行こうと)何度も言った」と、怒りを押し殺すようにひとり言をつぶやいていた。

 そして、次のバス停でも3時間待ちになってしまっため、太川と蛭子は近くの温泉でひと休みすることに。お湯に浸かりながら、太川が「美里ちゃん、相当カリカリきているね」と苦笑いすると、険悪なムードを察したのか、蛭子にしては珍しく「女の人の言うことは聞いておいたほうがいいよ」とアドバイスした。

 その後、バス旅を再スタートすると、リズムよく乗り継ぎができ、宇垣にも笑顔が戻った。しかし、甲府駅のバスセンターで、太川がバスの乗り継ぎを相談しているときにひと悶着が。宇垣が太川から地図を奪い「こっちは?」などと積極的に口を出してきたため、太川はジャマをされてムッとしたのか「君、ちょっと待て!」と声を荒らげて宇垣を制し、再びピリピリムードになってしまったのだ。

 最後は太川が執念で探し当てた乗り換えルートを進み、なんと1日に2本しかないバスにギリギリで乗ることに成功。宇垣は太川と手とつないで「やったー!」と喜ぶと、「私、めちゃめちゃ負けず嫌いで」と明かし、「もう、本当によかったです」と顔を紅潮させて興奮を隠せない様子だった。

 だが、清里のバス停にゴールすると、蛭子が太川に「(宇垣に)怒られていたじゃないですか。ちょっとかわいそうだな~って」と、険悪なムードをぶり返すような発言をしてしまう。さらに「よかったですね。おめでとうございます」とゴールを祝福し、太川に「なんで他人事なんだよ!」と、相変わらずのマイペースぶりをツッコまれていた。

 今回のバス旅を見ていた視聴者は、ツイッター上で「自己中だし、目上の人に立てつくし、出しゃばるし、宇垣美里の性格が悪すぎてイライラ」「マドンナに向いてない人っているのねえ。今日は見ているのが疲れた」「あからさまに怒りをあらわにしたり、非常に不愉快」などと、宇垣の態度を批判する声を相次いで寄せていた。

 その一方で、「合理的な宇垣さんの意見を聞き入れず、自分の意見を通して窮地に陥る太川陽介を見ていると、こんなオッサンが企業にもたくさんいるなぁとウンザリしちゃう」「宇垣アナ、ひとり旅慣れているから太川より総合的にマネジメントできていて主役交代感ある」「自分のミスなのに責められるとイラついてる太川無理だわ」などと、宇垣を擁護し太川を批判する声もあった。

あわせて読む:
・宇垣美里、噂の“ブチギレ”事件の真相は「強気」が原因?
・宇垣美里、テレビでブレイクできない現状に潜む“メディアの悪意”