■プロ野球や政界にも型破りな人物が!
長嶋の結婚(65年)の2年後に阪神に入団し、その後、ONを大いに苦しめることになるのが江夏豊だ。この大投手は引退後に、95年9月4日号でパンチ佐藤と対談をしている。パンチから、“現役時代は私生活のほうでは節制してたんでしょ”と問われると……。「オレがか?(中略)オレ、現役時代でも、東京来るときはホテルになんか泊まったことないわ」
“じゃ、どこに行くんすか?”とパンチ。「オレ、酒飲まんから、女のところに行ったりとかな。遊んでも、グラウンドでいい仕事すればいいんや」
昭和の時代は、球界に限らず、永田町にも型破りな人物がいた。“政界の暴れん坊”浜田幸一は引退後に、同じパンチ佐藤との対談で大放言を展開(96年5月20日号)。「ボクは性格丸出し。エンジョイするほうだから」
自らそう語ったハマコーに、パンチは“何人の女、囲ったんですか?”と斬り込む。「“囲ってた”じゃなくて“愛してた”でしょ」
女性との関係は“体の相性も重視する”と力説するパンチには、こう返した。「それはキミが一人の女性に限定するからだよ。ボクは多くの女性から、何か一つずつ、いいところを求める主義だから」
今なら炎上必至の発言で、自らの博愛主義(?)を主張するハマコーだった。