■高倉健の夫婦喧嘩は…
昭和のスターが遊び人ばかりだったわけではない。63年10月24日号で高倉健は愛妻家ぶりをアピールした。
「ぼくァ夫婦が一生涯愛し合うための条件は、思いやりだと思うんですが……。まだ、四年目なので大きなこと言えないんですけど」
当時、婚姻関係にあった江利チエミとは夫婦喧嘩もなかったようだ。「ぼくァやたらと腹が立つと、ケンカをふっかけるんだけど、まるっきり向こうが相手にならないんだな。ニコニコ笑ってるんですよ。ノレンに腕押しだ」
●江利チエミと離婚
愛し合っていた健さんと江利だったが、71年に離婚してしまう。
「江利さんの名声を妬たんだ彼女の異父姉が、離婚の原因とされています。この人物は、夫婦がお互いに不信感を抱くように事実とは異なる誹謗中傷をそれぞれに吹聴し、別居に追い込むんです。しかも、財産の横領などしていたといわれています」(芸能記者)
離婚は、「迷惑をかけられない」と考えた江利側の申し出からだという。「以後、健さんは独身を貫き、江利さんの他界後は、命日に墓参を欠かさなかったといいます」(前同)