■交渉のさ中、趣味の大会を優先……
7月15日に宮城・仙台市で行われた同大会は、ライザップに通い、見事な体を手に入れた男女によるコンテスト。大会ホームページを確認すると、岸社長は「アート部門 男性」で準優勝に輝き、ハツラツとした笑顔で写真に写っている。
「普段、こういったコンテストに出場するのはまったく問題ないでしょうが、このとき従業員は、職場環境を改善しようと必死に会社側と交渉していたんです。そんな中で、趣味の大会を優先したため、従業員たちは相当腹を立てていたといいます。
また、今年9月に社長から退陣したものの、岸氏は現在でも『ケイセイ・フーズ』の筆頭株主です。労組側の主張を受け入れ、新たに就任した福田社長は加藤氏や従業員に対し、“一緒にやろう”と言っていたのに、しばらくして態度を一変させたのは岸氏の意向が関係しているのではないでしょうか。福田社長は、あくまで“雇われ社長”ですから、大株主の意向を汲まざるを得ないのでは……」(前同)
8日に再びストに突入したものの、会社側が話し合いに応じる気配はないという。佐野SAが利用者や従業員にとって、居心地のいい場所となる日はいつになるのだろうか……。