高橋大輔
高橋大輔

 フィギュアスケーターの高橋大輔(33)が左足首負傷のため今月初旬に出場予定だった西日本選手権を急遽、欠場した。

「高橋は2020年の1月から、平昌五輪アイスダンス日本代表の村元哉中(26)とペアを組みアイスダンスに挑戦することを発表しています。高橋のシングルスケーターとしてのスケーティングを観るチャンスが残り僅かなこともあり、この欠場に多くのファンが落胆しました」(スポーツライター)

 またシングルスケーターとして最後の競技会となる12月18日から始まる全日本選手権への影響を心配する声も多く聞かれた。

「ケガの具合を心配するファンも多かったようですが、本人は11月6日に行われたアイスショー『氷艶hyoen2019-月光かりの如く-』のトークショーのなかで“(西日本選手権は)大事を取って、全日本に向けて精一杯やりたいと思って休ませてもらった。全日本では有終の美を飾れるかどうかわからないが、精一杯頑張りたい”と前向きに答えていました」(前出のスポーツライター)

 これまで多くの偉業を成し遂げてきた高橋。シングルスケーターとして最後の競技会となる全日本選手権で「悔いのない最高の演技を見せてほしい」というのは、今や世界中のファンの願いだろう。気になるのは“有終の美”を飾れるのかどうかだ。

「実は全日本選手権の会場となる代々木第一体育館は“高橋伝説”の原点ともいえる場所なんです。2005年、この会場で高橋は全日本選手権初優勝を飾り、そこから全日本3連覇を達成しています。

 しかも今年、代々木第一体育館で全日本選手権が開催されるのは、高橋を名実ともに日本のエースにした05年の大会以来、実に14年ぶりのこと。それが彼のシングルスケーターとして最後の舞台になるわけですから、高橋と代々木第一体育館との奇妙な縁を感じずにはいられませんよね。最後にふさわしいハイパフォーマンスを見せてくれるのではないかと、いやが上にも期待が高まります」(前同)

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