石田ゆり子
石田ゆり子

 石田ゆり子(50)が10月25日の『アナザースカイ2』(日本テレビ)で、お金に関する一風変わった持論を展開した。20歳と50歳の誕生日を過ごした思い出の地・パリで、服や靴、文房具、人形などの買い物を楽しんだことを明かした後のこと。自らを“物欲の塊”と分析すると、「お金って紙だから。紙がいっぱい残ってるか、経験があるか。(自分は)経験にかえていきたい」と断言したのだ。

 このような女優の「名言」は、枚挙にいとまがない。たとえば、吉岡里帆(26)といえば『カルテット』(TBS系)で演じた来杉有朱役のインパクトは強烈だった。

■「人生、チョロくなかった」

 彼女が最終話で口にした「人生、チョロかった」というセリフは、彼女自身のキャラクターと重ねられて、「イヤな女」のイメージがついてしまった部分もあるだろうが、実は彼女自身は、駆け出し時代に何度もオーディションに落ちまくって、明日が見えない状態だったという。NHK連続テレビ小説あさが来た』の田村宣役でようやくブレイクすることができたものの、『an・an』のインタビューでも「(オーディションに)受かることはほとんどなくて。悔しい半面、悔しがることすら恥ずかしい」「克服するのではなく、むしろ“足りてないことを武器にしなきゃ”と思うようになりました。すでに足りている人たちがどんどん役を取っていくのなら、私は足りていないことをちゃんと役に映してあげよう」と答えている。「人生、チョロくなかった」が彼女のホンネなのだ。

■土屋太鳳「自分には演技しかない」

 オーディションに落ちまくっていたというのは、土屋太鳳(24)も同じのようだ。朝ドラ『まれ』のオーディションに受かるまではとにかく落ちまくっていたらしい。かつて、自らのブログにこうつづっている。「才能や環境に恵まれて輝く人はやっぱりいて、オーディションを受けなくても、それかオーディションを受け始めてすぐ仕事や役に出会える人もいます。でも私はそうではなかったので、ひたすら、受けました…というか、受けるスタートにすら、たどり着けませんでした。書類審査から先に、いけないんです」

 そんなことから、彼女は次のような哲学を身につけたという。「私はずっと、どんな形の出番でも、どんな役でもいただきたいと思ってきました。撮影現場に辿りつきたかったから」

 また、次のようにも書いている。「自分には演技しかないけど、このままの自分で続けていけるとは思えない厳しさを、実感してます。でも、踏んばりたい。今は全力で、キャストやスタッフの方々と一緒に『まれ』の夢をおいかけたいです」

 彼女の「ガンバってる感」の源泉は、そういうことだったのだ。

■広瀬すず「ヘタでもやる気だけは誰にも負けていない」

 オーディションに関しては、広瀬すず(21)にも「名言」がある。映画『怒り』という作品で役を勝ち取ったときの話。『ORICON NEWS』のインタビューで「私にとってオーディションって、自分の力の小ささを目の当たりにする場なので。『怒り』のオーディションでも、演技はヘタだったらしいんです、私。でも、とにかくやりたいオーラが全開で、そこの気持ちの部分で選んでいただいたと後から聞きました。ヘタでもやる気だけは誰にも負けていないなら、ほかの人がその役をやっても、それ以上のものは出ないって思いたい。そういう気持ちはいつになっても大事にしたいし、自分を信じてあげたいって思うんです」と語っている。

 女優にとって、大事なことは「役を絶対につかみたい」というド根性なのかもしれない。

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