日向坂46
※画像は『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)公式サイトより

 11月17日(日)深夜にテレビ東京系列で放送された日向坂46の冠バラエティ番組『日向坂で会いましょう』で、1期生の潮紗理菜にスポットが当てられた。

 この日の企画は、「クレーム続出!この際だから言っておこう!」の後半。メンバーから集められたクレームを番組向上のために徹底討論するというもので、この回ではメンバーやMCのオードリーに対するクレームが発表されたのだが、そんななかで同期の高瀬愛奈から潮に対して出たのが「同じ話を5回聞いた」というクレームだった。

 高瀬によると、以前楽屋で潮から化粧品を買いに行った時の話をしてもらったそうなのだが、最初は近くにいたメンバーに話したかと思うと、次は別のメンバーにも話し始め、さらには現場スタッフにも同じ話をしていたため、高瀬は1日に5回以上同じ話を聞いたのだという。

 そのエピソードを聞いた若林正恭から「ピンポイントで(話を)お届けしたいの?」と聞かれると、潮は「そういうわけじゃないんですけど、みんながすごい楽しそうに聞いてくれるので、みんなのそういう顔を見たくて珍しく言っちゃいました(笑)」と照れながら答えていた。

 さらに佐々木久美から潮のその話がまるで「すべらない話」のように毎回内容が変わらないことを聞くと、若林の「ちょっと聞きたくなっちゃう」というフリからその話を披露する流れになった。

 潮の「その話」とは、彼女が化粧品店で会ったクセの強い販売員の接客の再現のことで、そのフリを受けた潮はまるで柳原可奈子の1人コントのように販売員の接客ぶりを完全再現した。その時間は1分20秒にもわたっていたが、「いつもと一字一句違わない」というその見事な再現ぶりにスタジオは爆笑に包まれたのだった。

 高瀬から出たこのクレームは潮本人にとっては恥ずかしいものだったかもしれないが、このエピソードからは彼女の「人を楽しませたい」というサービス精神が感じられる。潮本人も言っていた通り、彼女がこの話を何人もの人にしていたのは、ただ相手をハッピーにさせたかったからなのだろう。観ている人に「ハッピーオーラ」をお届けする、日向坂46のメンバーらしいエピソードだった。

(文・鎌形剛)

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