週刊大衆『ボートレース訓練生・美波』第26回
週刊大衆『ボートレース訓練生・美波』第26回

 福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所には第1水面と第2水面の2か所に訓練用レース場があります。そして、それぞれ訓練生の動向を一望できる「競技棟」なる施設があります。

 ここは、いわゆる教官や助教官の指導室になっているのですが、外部に向けてスピーカーがついており、競技棟から直接訓練生に指導をすることができます。

 また、教官が訓練生に直接対面で指導したい場合には、同じスピーカーで訓練生を部屋に呼び入れることもあります。

 ゆえに、訓練生にとっては「恐怖のスピーカー」ともいえますが、これはどんな小さなミスでも、起きたその場で即座に指導するための施策であり、同時に訓練生の安全を守るためのものでもあります。

 ちなみに、漫画にあるように競技棟に呼び出された訓練生は、最初にキチンと登録番号と名前をはっきりと言わなければなりません。ここでも、ボートレーサー養成所の教義である「礼と節」を求められるわけです。

 しかしながら、間違いやミスをその場で直接正す指導方法は人が人に何かを教えるうえで大きな効果があるようです。その証拠に、訓練生は短い訓練期間にも関わらず、飛躍的に成長します。ぜひ、学校や職場にも取り入れたいものですね。

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