由美かおる
由美かおる

『11PM』での網タイツ姿や『水戸黄門』の入浴シーンなど、抜群の美貌と美ボディで国民的な人気を誇る由美かおるさん。先日アルバムを発表し、12月には20年ぶりのコンサートを開く大スターに、国民的ドラマの秘話から男性のタイプまで直撃!

――12月10日(火)に、20年ぶりとなるコンサートを開かれるそうですね。ファンの皆さん、待ち遠しくて仕方ないんじゃないですか?

由美 ありがとうございます。現在、発売中の最新アルバム『Jewel Box』の中の曲を中心に歌わせていただこうと思っています。

――最新アルバムですが、オリジナルのアルバムとしては、37年ぶりの新作とのこと。初めてのCD作品と聞いて驚きました。

由美 随分とお待たせしました。私のデビューは歌と、踊りなんです。深夜のワイドショー番組『11PM』(日本テレビ系)で(西野バレエ団創設者の)西野皓三先生が企画・構成・振付をしてくださいました。

――『11PM』を見ていた、石原裕次郎さんからも映画の出演オファーが来たとか。

由美 はい、映画『夜のバラを消せ』(66年・日活)に石原裕次郎さんの相手役として出演させていただきました。

――デビュー翌年に、最新アルバムにも収録されている『いたずらっぽい目』でクラウンレコード新人賞を受賞。主演映画『しなの川』(73年・松竹)では、主題歌を歌われています。

由美 22〜23歳の頃は、『しなの川』の他に『同棲時代-今日子と次郎-』(73年・松竹)で主演を務めさせていただいたり、ブロードウェイミュージカルに主演したり、テレビやラジオのレギュラーもありましたので、とにかく忙しくて。 当時は移動の車の中で1日2〜3時間、眠れたらいいほうでした。その頃にドラマ『水戸黄門』(69年〜・TBS系)と出会いまして。75年から25年間、レギュラー出演させていただきました。

――同ドラマでは由美さんの入浴シーンが“看板”の一つでした。どのように撮影していたんですか?

由美 もちろん、水着を着ていましたよ。ベージュの腹巻みたいな水着(笑)。撮影時、周りは男性スタッフばかりだったので、恥ずかしかったです。

――男性視聴者は、由美さんの柔肌に目がくぎづけになっていました。

由美 ありがたくて、うれしかったです。『水戸黄門』の入浴シーンで皆様が、私をそんなふうに見てくださるっていうのは。ふだんの私を知る人からは、“男性みたいな竹を割ったような性格”と言われますし、自分ではそんなにセクシーじゃないと思っていたので(笑)。

――いやいや、セクシーですよ。『水戸黄門』共演者やスタッフさんたちと打ち上げなどされたんですか?

由美 打ち上げでカラオケに行ったりしました。私は都はるみさんの曲を歌ったり、『水戸黄門』の主題歌を出演者みんなで大合唱したこともありました。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4