中居正広
中居正広

 令和初となる第70回『NHK紅白歌合戦』の総合司会は、一昨年から3年連続となるウッチャンナンチャン内村光良と初めての起用となったNHKの和久田麻由子アナウンサーが務める。紅組司会は4年ぶり3回目となる女優の綾瀬はるか、白組はグループとして5回、個人としては昨年に続き2回目となる櫻井翔に決まった。2016年から掲げる「夢を歌おう」という番組テーマに、今年も豪華なアーティストが顔をそろえ、1年を締めくくることになりそうだ。

 これまで多くの芸能人が紅白の司会を務めてきたが、今回はこれまでで「一番良かった芸能人司会者」について、10~50代の男女200人にアンケート。ここではトップ3を紹介しよう。

 第3位は、中居正広

 中居はこれまでに、1997年第48回から、49回、59回、60回と白組司会者を4回務めている。SMAP当時は歌にダンス、俳優と幅広い活動が目立ったが、最近ではMCとしての活躍がメインで、『中居くん決めて!』(TBS系)、『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)、『新・日本男児と中居』(日本テレビ系)など、多くのレギュラー番組で活躍している。

 仕切りのうまさに定評のある中居を選んだ人からは、「機転がきいて安定感がある」(37歳/男性/総務・人事・事務)、「話がうまく人に気を使うので安心して見られる。数多くの番組の司会を務めてきた実績、大御所と言われる方との共演番組をいくつも経験している」(30歳/男性)、「国民的司会者という感じ。各世代から支持されていると思う」(30歳/女性/出版・マスコミ)、「バラエティ慣れをしているのと、音楽関係者でもあるので、MCとしてはすごくいい。回すのがうまい」(30歳/男性)、「人脈が広く各歌手のエソードも聞けるのがいい。気配りも盛り上げ方もさすが」(47歳/女性/主婦)、「好感度が高く、面白いし歌番組に慣れている感じ」(51歳/男性/会社経営・役員)など、司会力の高さが評価されていた。

 第2位は、今年も総合司会を務める内村光良。

 日本を代表するお笑い芸人の一人で、俳優、映画監督、音楽企画など、マルチな才能を発揮している。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などバラエティ番組での司会や、NHKでは2012年からコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』で座長を務め、今年前期放送の連続テレビ小説なつぞら』での語りも話題になった。

 ウッチャンを選んだ人からは「いつもニコニコ笑っていて、見ている側も楽しい気持ちにさせてくれる」(25歳/男性)、「あまり自分の色を出さなくても、出演者を引き立てていた。また適度に笑いを起こすこともできていた」(49歳/男性)、「進行がうまい。アドリブが効いていた」(27歳/男性/コンピュータ関連技術職)、「紅白で欅坂46と踊っているときに、メンバーのことを心配しているところが優しかった」(17歳/男性/学生・フリーター)、「安室奈美恵さんが最後の紅白で歌い終わった後、内村さんの安室さんへの感謝の言葉が、テレビだから紅白だからということではなく、とても自然に感じたから」(43歳/男性)、「どの世代も知っているし歌手への気配りも素晴らしく年納めにふさわしいテレビ番組をつくってくれそう」(25歳女性/総務・人事・事務/埼玉県)など、穏やかな人柄を称賛する声が続いた。

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