12月1日(日)深夜にテレビ東京系列で放送された日向坂46の冠バラエティ番組『日向坂で会いましょう』で、3期生の上村ひなのが大活躍した。
この日の企画は、「若様の贔屓メンバーを決め直そう!未公開シーン大放出!」。先週放送された1時間スペシャルに収まりきらなかった未公開部分を放送するこの回では、メンバー登場シーンの完全版や各対決の未公開シーンが放送されたのだが、そんななか敗者復活戦の「若様ニヤケ大喜利対決」に勝利した上村の回答に、MCのオードリー・若林正恭が脱帽していた。
「若様ニヤケ大喜利対決」は、若林を回答でニヤケさせたらポイントになるという多少アレンジが加わった大喜利だった。しかし、実質的には面白い回答をしたメンバーが活躍できるコーナーでもあったのだが、そんなルールのなかで番組が用意した問題と上村がフリップに書いた回答は以下の通りだった。
(問)とある芸人ランキングで若林がダントツ1位を獲得。さてどんなランキング?
(答)「○カバヤシ」
(問)人気実力ともに若林と同格の有名人は?
(答)「上沼恵美子さん」
(問)若林のテンションが少し上がる一言を言ってあげてください
(答)「ヘイ!」
上村のこれらの回答にスタジオが沸いていたのはもちろんのこと、若林は同じ大喜利をする者として感心すらしていたようで、彼女の回答を見る度に「上村は(将来)どうなっちゃうのかな…」「オマエすごいなぁ。オマエはじきに見つかるだろうな」とベタ褒めする。また、坂道番組名物のテロップにも「天才の回答」「衝撃の破壊力」「芸人も羨む才能」と書かれていたため、上村の笑いセンスは『ひなあい』スタッフも高く評価していたようだった。
上村は筆者もライターとして参加しているある雑誌のインタビューで「変と思われたくて、個性的って思われるのが元々とても好きなんです」という発言をしていたのだが、人を笑わせることに関してはテレビやラジオ番組に出演する際にかなり意識をしているようだ。なぜ上村がこのようなセンスを身につけられたのかも気になるところだが、『IPPONグランプリ』(フジテレビ系列)の優勝経験もある若林にここまで言わせた彼女の笑いのセンスは、現役アイドルのなかでは間違いなくトップクラスに入っていることだろう。
もしかしたら上村は、数年後にはバラエティ番組にひっぱりだこになっているかもしれない。
(文・鎌形剛)