大物俳優二世『グランメゾン東京』で見せた“脱七光”演技の画像
※画像はTBS『グランメゾン東京』番組公式ホームページより

 木村拓哉(47)主演の日曜劇場『グランメゾン東京』(TBS系)が、この秋クールのドラマの中で抜群の安定感を見せて人気だ。天才シェフの尾花を演じるキムタクは、カリスマっぷりもオラオラ感もカッコよくきめ、ときに見せる優しい男という一面で視聴者の心を鷲づかみにしている。

 ほかにもKis-My-Ft2の玉森裕太(29)が、本格的に演技力を開花させ、若いファンを中心に注目を集めている。と、思えば及川光博(50)、沢村一樹(52)と、マダム世代に絶大な人気を誇る俳優も起用して、全世代への対応もぬかりない。

 そしてこの豪華キャストの中で、圧倒的にフレッシュな演技で存在感を増しているのが、見習いシェフの芹田公一を演じている寛一郎(23)だ。おじさんキャストが気を張る今作において、彼の若者らしいぶっきらぼうさや、やたらに熱いキャラクターは、ドラマに躍動感を与えている。この『グランメゾン東京』で寛一郎を初めて知った人も多いだろうが、それもそのはず、これまで数々の映画やドラマに出演しているが、連ドラのレギュラーは今作が初めてなのだ。

 彼の本名は佐藤寛一郎。特に珍しくない“佐藤”という名字を隠しているのには、理由がある。実は寛一郎は、名優、佐藤浩市(58)の息子なのだ。そして、もちろんその祖父は故三國連太郎。寛一郎は、超がつく俳優サラブレッド一家に生まれたことになる。

 しかし、寛一郎はこのことを隠すため、あえて“佐藤”の名字を外して俳優デビューをした。“七光り俳優”と呼ばれることを避けたのだ。父の佐藤浩市自身も、ある雑誌のインタビューで寛一郎が自分の名前を出されることを嫌がっていると、語っていた。

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