■破天荒な芸人に憧れていたが

福田「でも、本当にいい先輩ですよ。僕も若い頃は、破天荒な芸人に憧れていたんですけどね」

ゆま「そうなんですか!?」

福田「ええ。昔の芸人さんは酒を飲んで収録していたとか、そういう武勇伝を聞いていたので、自分もそんなふうになりたいと」

益子「全然キャラと違いますけどね。そういや、福田は一度、喧嘩をしたことを自慢していたよな」

福田「やめてくれ、恥ずかしい」

ゆま「聞きたいです」

益子「20歳ぐらいの頃かな。ネタ合わせをしに、福田の家に行ったら開口一番、“俺、昨日、カラオケボックスで喧嘩してやったぜ。やってやったぜ”って、すげえ興奮しているんですよ」

福田「まあ、殴り合いとかじゃないんですけどね。他のグループと、ちょっと言い合いになった程度で……それでも当時の僕にすれば、“喧嘩をしてやった!”ことを言いたかったんですね。お恥ずかしい~!」

ゆま「アハハ、かわいいじゃないですか。それにしても、お二人は仲がいいですよね。コンビは結成されて、何年になるんですか」

福田「来年で、20周年です」

ゆま「おおっ。すごい。全然、変わっていらっしゃいませんよね」

益子「単に進歩していないだけですよ」

ゆま「いやいや。格好いいですよ。栃木訛りにもこだわって、ずっと第一線で活躍されているんですもん。私の中で栃木県といえば、『U字工事』さんです!」

福田&益子「ありがとうございます!」

ゆま「これからも北の人間同士、仲良くしてください」(おわり)

U字工事(ゆーじこうじ)福田薫(写真左)と益子卓郎(中)からなるコンビ。ともに栃木県出身で、高校時代からの同級生。栃木弁を使った漫才をスタイルとしており、2008年には『M-1グランプリ』で決勝進出を果たす。近年では、テレビ、ラジオへの出演に加え、歌手として『ビギン・ザ・ギンザ』を発売するなど、その活躍は多岐にわたる。

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