(左より)梅宮辰夫、秋山竜次
(左より)梅宮辰夫、秋山竜次

 12日朝、俳優の梅宮辰夫さんが慢性腎不全のため81歳で逝去した。「昭和の銀幕スター」の訃報に悲しみが広がる中、お笑いトリオ・ロバート秋山竜次(41)の名前が一時“トレンド1位”となる奇妙な事態が起きている。

 死去の一報からしばらくして、ツイッター上で急浮上してきた「ロバート秋山」の文字。お笑いファンにはピンとくるかもしれないが、秋山は以前より梅宮さんの「体モノマネ」を持ちネタとしていた。2年前にイベントで共演した際、梅宮さんが「どうせなら長く続けて、俺が死んでもやってくれよ」と優しく声をかけたという逸話がマスコミ各社で取り上げられたことで、秋山自身にも注目が集まったようだ。

 ツイッター上には「ロバート秋山の体モノマネめっちゃ好きなんだけど、もう見れないのかな」「ネタやめんでほしいなぁ」「ずっと続けていってほしい」と“十八番ネタ”の継続を願う声が続出。一方で、懐深く秋山を受け入れた梅宮さんに対しても、「名優っていうのは様々な面で人間が大きいものですね」「梅宮さんであったからこそブレイクした芸なんだろうな」「さすがです。大御所は心広くなきゃね!」「男前すぎる」と称賛の声が相次いでいる。

 任侠ものの『仁義なき戦い』シリーズなどで存在感を示したほか、晩年はバラエティ番組などでも活躍し、気さくな人柄で人気を集めた梅宮さん。今はただ、冥福を祈るばかりだ。

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