■110番通報されるほどの母娘ケンカ

 2004年には、当時のSAYAKAこと神田沙也加と松田聖子が、物を投げ合う大ゲンカに発展。ガラスが割れ、怒鳴り声が飛び交うという、あまりの激しさに、近所の住人が通報し、警官が駆けつける騒ぎになったと『女性セブン』(小学館)をはじめ、さまざまな週刊誌が報じている。

 ケンカの原因は、沙也加が当時交際していた12歳年上のギタリストとともにアメリカで活動したいと聖子に申し出たところ、猛反対されたことだという。

「日本にいると聖子が何かと介入してくることにも嫌気がさし、沙也加はアメリカに“駆け落ち”したいと思うようになったと『女性セブン』では報じています。ケンカの中で、沙也加は“ママは世界一最低”と捨て台詞を吐いて、2人は決別したといいます」(前出の芸能記者)

 沙也加は大ゲンカ後、家を飛び出し1人暮らしをしていたが、当時の恋人とは破局し、仕送りを止められ、生活に困っていたため、2006年2月には聖子に謝り、実家に戻ったと2008年3月の『週刊現代』(講談社)では報じている。

「当時2人が壮絶な大ゲンカを繰り広げたのは、さんざん聖子に振り回され続けた沙也加の鬱憤が爆発したからでしょう。沙也加は小学校卒業後、エスカレーター式の私立中学への進学が決まっていたのですが、入学ギリギリになって、聖子が歯科医と結婚し、ハリウッド映画に出演するため渡米したことで、生活環境が一変。当時の学校では壮絶なイジメに遭い、以降も4度の転校を繰り返したそうです」(前同)

 2015年に沙也加が上梓したスタイルブック『Dolly girl』(宝島社)では、自身の半生を6ページにわたってつづっており、父・神田正輝(68)とのツーショットも掲載されているが、母・聖子の写真は1枚も使われていない。

「聖子は、沙也加が12歳年上のギタリストと交際することに反対していました。一方、沙也加は母親がこれまで、数々のスキャンダルが報じられてきたことを知っている。自由奔放に恋愛を楽しむ母親に、自身の恋愛や行動を制限されることにかなり反発していたそうです。先日、離婚を発表した村田との結婚にも聖子は反対していたといいます。12月9日発売の『週刊ポスト』(小学館)では、沙也加が結婚発表後、父親の神田正輝と村田とのスリーショットをインスタグラムに投稿しましたが、聖子はコメントも出さず、結婚式にも参加しなかったと伝えています。

 今回の『週刊文春』で報じられた、“事務所の名前を使わないで”という聖子サイドからのクレームは、奇しくも沙也加が結婚した2017年のこと。10代のデビュー当時ならまだしも、30代を超え、独り立ちしている沙也加の恋愛や結婚に対しても干渉してくる母・聖子との関係を断ちたくなる、沙也加の気持ちも理解はできますよね」(前同)

 今回離婚を発表した沙也加と聖子が、再びコンタクトを取ることはあるのだろうか――?

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