嵐

 2019年も残りわずか。大みそかには令和初となる『第70回NHK紅白歌合戦』」が放送される。最多出場の五木ひろし(49回)を筆頭に、郷ひろみ(32回)、石川さゆり(42回)、松田聖子(23回)といったベテラン勢、初出場は若者を中心に人気のOfficial髭男dismやKing Gnu、Kis-My-Ft2菅田将暉日向坂46、LiSA。今回は紅組、白組ともに21組、計42組が出場する。この他に、特別企画として竹内まりやが初出場、X JAPANリーダーのYOSHIKIと世界的ロックバンドKISSの共演も決定した。

 どのアーティストの歌も楽しみだが、中でも毎回注目が集まるのは、紅白のフィナーレを飾る“大トリ”。そこで今回は10~50代の男女200人に「トリにふさわしいアーティスト」について聞いてみた。

 第2位には、五木ひろしと石川さゆりが同率でランクイン。

 言わずと知れた、演歌界の大御所である五木ひろしは、1971年に『よこはま・たそがれ』が大ヒット、念願だった紅白(第22回)へ初出場を果たし、紅白の常連歌手となった。2019年は「五木ひろしコンサート」を全国各地で開催、クリスマスにはディナーショーも開催するなど、現在も精力的に活動を続けいる。12月には懐かしい曲から最新の『麗しきボサノヴァ』『和み酒』を含むヒット曲集を発売。安定感のある歌唱は、大トリにふさわしい貫禄だ。

 石川さゆりも紅白にはなくてならない存在になっている。1977年に『津軽海峡・冬景色』で大ブレイク、『紅白』(第28回)出場のチケットを獲得した。2007年の第58回紅白からは『津軽海峡・冬景色』(10回)と『天城越え』(11回)を交互に歌っており、昨年は後者だった。NHK側としては、日本の“年越しの定番”という強い要望があるようだが、本人は複雑な気分があるという。2019年もテレビやラジオ、コンサート、舞台に大忙しで、11月には定番曲を集めた『さゆり大全集』をリリース。また2020年に放送される、長谷川博己主演のNHK大河ドラマ麒麟がくる』では、長谷川演じる主人公明智光秀の母親役を演じることも話題になっている。

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