■候補者のメンタルはボロボロ……
その次のシーンからは「クロちゃんの行き過ぎた言動があったため一部シーンをカットしてお送りします」というテロップと不穏な音楽が流れ、なおも悪い顔で何か話し続けるクロちゃんと、号泣するメンバーたちが映し出され、スタジオからは悲鳴が上がった。
候補者の1人、ハナエは放送終了後にツイッターで「私が沖縄で体験した地獄絵図は辛かったけど、テレビで客観的にも見てみたかったです」とコメントし、現場でクロちゃんが何を話したのか、さまざまな臆測を呼んでいる。
TBS関係者が話す。
「実は、あのカットされたシーンでクロちゃんは、“じゃあ、みんなは誰を落とすのがいいと思う?”と、候補者の女の子たちに問いかけたというんです。もちろん4人の候補者はクロちゃんのスパイとして動いていたアイカを指名。アイカ自身は他の女の子を挙げましたが、これまで一緒に頑張ってきた候補者たちに、落としたい人の名前を言わせ、仲間を売る、仲間割れさせるような展開に、女の子たちは追い詰められ、メンタルもボロボロに崩壊。それで全員が号泣してしまったようなんです。
しかも、その日の放送で脱落したのは4人が名前を挙げたアイカではなく、過去の放送でクロちゃんにキスをしたヒナタでした。つまり、彼女たちの意見は、クロちゃんの判断には何の関係もなかった。クロちゃんは候補者たちに、ただ脱落させたい人物の名前を言わせて、関係をめちゃくちゃにしただけだった。だから、あのシーンを音声つきで見たら、“パワハラ”や“嫌がらせ”と視聴者は思ってしまうかもしれませんね。それほどエグい、地獄絵図のような展開だったそうです……」
番組を演出するTBS局員の藤井健太郎氏はツイッターで「現場で企画の成功を確信した『地獄絵図』は地上波の許容範囲からはみ出していたようです……。残念」と、12月4日の放送が「地上波の許容範囲からはみ出していた」ことを指摘されたと投稿している。
ゲスを極めたクロちゃんの処遇はどうなるのか……12月25日の2時間スペシャルを楽しみに待ちたい。