ダウンタウン
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ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)から生まれた、大みそか恒例の年越し特番『絶対に笑ってはいけない』シリーズ。

 今年は、『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』が放送されるが、元SMAPで現在は『新しい地図』として活動する、稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の3人がそろって出演するという報道が出るなど、放送前から話題を呼んでいる。

 放送作家が話す。

「大みそかの番組では『NHK紅白歌合戦』の次に視聴率がいい大人気番組ですから、今年も相当な気合いが入った内容になっていることでしょう。ただ昨年の『絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!』は、第1部の平均視聴率が14.3%、第2部が12.8%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2017年の数字を3%前後下回りました。また、視聴者からの評判もイマイチ。“ここ数年で一番面白くなかった”“急にガクンとつまらなくなった。大きく変えたほうがいい”といった声が飛び交っていました。

 昨年の演出担当は、『笑ってはいけない』シリーズの数字を落としたという評価で、失脚したといいます。同シリーズはDVDの売り上げも好調で、日テレのドル箱コンテンツですからね。今年は昨年からの大幅な巻き返しを図るため、日テレのエース演出家であるTさんが担当することになり、視聴率のV字回復を狙っているようです」

 T氏は『行列のできる法律相談所』『世界一受けたい授業』『有吉反省会』など、日本テレビの看板バラエティ番組の総合演出を手掛けている。

「日テレ上層部からのたっての依頼でTさんが『笑ってはいけない』を担当することになったようです。アウェイとも言える番組に行くことになったTさんは、『笑ってはいけない』を演出する条件として、“自分のやりやすいスタッフも入れさせてほしい”という要望したといいます。これまでの『笑ってはいけない』は『ガキの使い』チームで担当していましたが、今年はT氏が率いるチームも入ったということで、内容は昨年までとはまったく流れ、演出になっているでしょうね」(前出の放送作家)

 だが、T氏チームと『ガキの使い』チームの融合は、すんなりとはいかなかったようだ。

「実は、最初の打ち合わせで、T氏がチームでまとめてきた企画書を、ダウンタウンの盟友である放送作家の高須光聖さん(55)をはじめ、『ガキの使い』チームが“これはちょっと違うんじゃないですかね”と、否定したそうなんです。するとT氏は“あっ、じゃあ僕は辞めます”とその場で会議室を出て行ってしまった。それをT氏のスタッフが、“ちょっと待ってください”と引き止めたというんです。

 高須さんをはじめとする『ガキの使い』チームは、これまでの経験もあるし、笑いを追求している。一方、T氏は“視聴率を取る”という命題を上層部から課されているため、とにかく視聴者を引きつける企画を、というところで両者には多少ギャップがあったのかもしれませんね。ただ、最初の打ち合わせでの激突はあったものの、その後、両者の間で内容は練りに練られ、今回の『笑ってはいけない』は、サプライズ演出に定評のあるT氏の、そしてこれまでの『ガキの使い』のカラーも出た、“過去最高傑作”に仕上がっているという話ですよ」(前同)

 大みそかの夜は、『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』で大いに笑うことができそうだ!

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