中村倫也がいまだに恐れる人物とは!?「いまだに夢に出てくる」

　１２月１８日に放送された『ＴＯＫＩＯカケル』（フジテレビ系）に、ゲストとして俳優の中村倫也（３３）と柄本時生（３０）が登場。中村が夢に出てくるほど恐れているという有名演出家の存在を明かした。今回、松岡昌宏（４２）が２人に「人生で一番ビビった人誰？」と質問し、話が盛り上がった。中村は「僕は間違いなく蜷川幸雄さんですね」と舞台演出家の故蜷川幸雄氏の名前を挙げ、「いまだに夢に出てくる」と告白した。

　蜷川氏と中村が初めて出会ったのは、蜷川氏が演出を手がけた舞台『恋の骨折り損』へ中村が出演したときのことだった。「そのときに（演技が）すごい下手くそだったので、セリフ、僕の台本にあるセリフが半分ぐらいカットされた。それで、まぁやらしていただいて。その経験が役者としてすごいデカかったですよね」「今でもたまに夢に出てきて“あっ！”って言って起きるんですよ。そうすると不安になって、そのときにやってる作品の台本を夜中に起きて読む……」と、今でも大きな影響を受けていることを明かした。

　その後、蜷川氏と３度目の仕事となる舞台『ヴェニスの商人』に出演したとき、千秋楽の日、楽屋を片づけていたところにふらっと来た蜷川氏から、「中村のおかげで良い作品になったよ」と褒められたと振り返り、初めて握手を交わしたと目を潤ませて語った。

　中村のこの話に、視聴者からは「倫也くんが目を赤くしてしゃべってるとことか初めて見たかも」「しみじみと語る姿にジーンときました」「すごい貴重なお話」「ぐっときた」「こっちまで泣きそう」「中村さんにとって蜷川さんは役者として飛躍させてくれた恩人なんだね」「最初は怖いと思っていたのかもしれないけど、自分の頑張りが認められて本当にうれしかったんだろうな」「あのクールな倫也くんが夢にまで出てくるほど怯えるだなんて珍しい」といった反響があった。

　ふだんからクールで、その態度が「やる気がない」と周囲から思われることもあるという中村だが、胸の奥にはいつも熱い思いを抱いているようだ。