■インスタグラムの『ストーリーズ』で

――ところでSNSといえば、インスタグラムの24時間で投稿が消える機能『ストーリーズ』に、ご主人に作った夕食の写真を載せ、“一口も食べてもらえなかった”などとコメントをつけたら、ワイドショーでも取り上げられたりと大きな話題となりましたよね。

熊田  ストーリーズには今日も大衆さんの撮影時の衣装を載せましたが、あのときも日々感じていることの一環として、夫に対し“ご飯を食べてほしいな”という気持ちもあって載せたんですね。そしたら、予想外の反響がありました。ほとんどが“うちも同じです!”というもので、“あるある”なんだな、と思いました。

――そうした共感コメントを読むと気持ちが落ち着きますよね。

熊田  家事・育児は孤独な瞬間もあるので、同志がたくさんいるんだ、と思えるだけで頑張れますね。

――一方で、“そんなことをインスタに載せなくてもいいのに”という批判の声もあり、“炎上”に巻き込まれたようにも見えました。

熊田  私って、そういう批判、本当に気にならないんですよ。まったく折れないし、落ち込まない。むしろ、“熊田曜子は結婚してもご飯を作らなそう”というイメージを持っていた人たちの耳に、あのニュースが入ったおかげで、“なんだ、ちゃんとご飯作るんだ、母親をやってるんだ”という印象を持ってもらえたと思うので、プラスになったと思えたほどです。

――その後の熊田さんのインスタを見ると、ご主人が参鶏湯を作ってくれた、なんて投稿がありますが、その影響ですか?

熊田  そういうわけじゃないんですよ。もともと、焼くだけのものや茹でるだけのものなど、簡単な料理はやってくれるんです。まあ、後片づけはしませんが(笑)。でも、口うるさくないだけいいかなって思います。“これは違う”とか“味が薄い”とか。

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