岡村隆史(ナインティナイン)
岡村隆史(ナインティナイン)

 2019年12月31日に放送された『第70回NHK紅白歌合戦』。4年間続いてきたテーマ「夢を歌おう」で放送するラストイヤーとなった昨年は、総合司会を内村光良(55)、白組司会を櫻井翔(37)、紅組司会を女優の綾瀬はるか(34)が務めた。

 瞬間最高視聴率は42.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したものの、今年の後半の平均視聴率は2018年の41.5%から4.2ポイントダウンして、37.3%。2015年の後半視聴率39.2%を下回り、2部制になった1989年以降、歴代最低の視聴率となった。

 視聴率が振るわず、サプライズも少なかったため、イマイチという評価もある昨年の紅白だが、裏側では様々な事件が巻き起こっていた。今回ある出演者が、当サイトに当日の裏話を語ってくれた!

「紅白のトップバッターを務めたのは、Foorinの『パプリカ』。その次には郷ひろみさん(64)が、『2億4千万の瞳』を披露しましたが、曲中では有名アスリートのモノマネ芸人たちに交じって、『チコちゃんに叱られる!』でお馴染みのチコちゃんも登場しました。チコちゃんは当然着ぐるみですから視界が悪いですよね。

 どうやらいつも、移動の際には番組で共演するナインティナイン岡村隆史さん(49)がチコちゃんの手を引いてあげているようですね。ただ、手を引くのは郷さんの曲が始まってからでもいいはずですよね。なのに、岡村さんは『パプリカ』が始まったくらいから、チコちゃんとずーっと手をつないでるんです。あの光景を見て、岡村さんってホント優しいんだなぁって思いましたね(笑)」

 歌手別の視聴率では、大トリの嵐が最高となる40.8%を記録。次いで、氷川きよし(42)が40.4%、紅組のトリのMISIA(41)が40.1%で続いた。MISIAは『アイノカタチメドレー』で、圧巻の歌唱力とパフォーマンスを見せつけた。

「紅白出場者は、エレベーターでホールと楽屋間を移動するのですが、出場者の数に対してエレベーターが足りないため、ギュウギュウ詰めになってしまうんです。MISIAさんは、紅組のトリを務め、現場でも大絶賛でしたが、実は、本番が終わってエレベーターに乗り込む際に、たまたま彼女が操作ボタンの前のポジションに立つことになってしまって、MISIAさんがエレベーターガールみたいになっちゃったんです。

 それでもMISIAさんはとても腰が低くて、エレベーターに乗れなかった人に対して、それこそエレベーターガールみたいに、優しい笑顔で何度も深くお辞儀をしていて。一流の人は身のこなしも品があるんだなって感心しましたよ!」

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