1月3日に放送された『マツコの知らない世界SP』(TBS系)に、シンガーソングライターの宇多田ヒカル(36)が出演し、マツコ・デラックス(47)と初共演を果たした。今回は、宇多田が「落とし物の世界」をテーマに、自身の変わった趣味についてマツコに語った。宇多田が、自らのプロフィールをまとめたフリップを紹介する場面があったが、そこでマツコは、1998年にリリースされたデビュー曲『Automatic』のPVについて「画期的な映像でしたよ」「びっくりしたもん、最初に見たとき」と感嘆。宇多田から「何がそんなに?」と聞かれたマツコは、「だって立たないんだもん」と、宇多田がソファに座るか、中腰の姿勢で歌っていた独特のスタイルを指摘した。
宇多田は、これについて「あれ、なんか諸説あって」と断りつつ、当時撮影を行ったセットの幅が狭かったため、立ち上がると画角が広がるために両サイドが見切れてしまうという問題があったと明かした。そこで宇多田は、苦肉の策として「前に出たり“動き”出さなきゃ」と考え、その結果、椅子から腰を浮かせた中腰のポージングが誕生したと続けた。
経緯を知ったマツコは、「じゃあたまたま、偶然できたのね」「誰かすげーのが“立つな!”って言ったわけじゃないのね」と感心し、「普通ちょっと考えるじゃん、中腰最後まできついなーって」と、当時の宇多田の勢いの良さを称賛。宇多田は「若さですね」と笑い、マツコも「若さってステキよ!」と賛同していた。
このPV撮影秘話に、視聴者からも「そういうことだったのか!」「狙ってやったんじゃなくて、自然にあの映像ができるなんてさすがとしか言えない」「天井が低いから中腰なのかと思ってた」「カメラが引けなかったのか」「奇跡の中腰だな」と驚愕の声が上がっていた。偶然も才能のうち!