■「腹筋太鼓は間違っている」
一方、ジャニー氏がこれまで築いてきた“ジャニーズ像”が壊れていくのではないかと、心配するジャニーズファンは少なくないという。長年ジャニーズタレントを追いかけてきたファンは話す。
「ジャニーさんは“10代の少年が一番輝いている”という考えのもと、タレントをプロデュースしてきたといわれています。それに共鳴していたのがこれまでのジャニーズファンなんです。
昔からのファンは、無理に筋肉をつけて体を大きくせず、細い線のまま少年の体が見たいと思っているのに、タッキーはK-POPやEXILEのようなグループを作ろうとしているように感じます。キンプリの平野くんも岸優太くん(24)もバキバキに筋肉がついていて、SixTONESやSnow Manもこれまでの楽曲は何となくK-POPを意識しているものが少なくない。
筋肉ムキムキの男らしいアイドルだったらジャニーズ以外にもたくさんいます。ジャニーズファンは裸の少年は見たいですけど、男らしさやたくましさは求めていなかった。タッキーの伝統芸だった“腹筋太鼓は間違っている”なんて言うファンもいるぐらいです」
と、滝沢氏が進める“筋肉路線”に否定的な声を上げ、さらにこう続ける。
「タッキーはイケメンではなく“今まで努力している人”や“これまで頑張ってきた人”を推している気がします。タッキーが激オシしているSnow Manの最年長メンバー・深澤辰哉くん(27)は、15年の下積みを経てのデビューですからね。ただ、私たちジャニーズファンは、頑張ってきたことを過大に評価することなく、“カッコいいイケメン”を集めてグループにしてほしいんです。それはある意味、ドライで冷たいことかもしれない。でも、それが、ジャニーさんがずっとブレずに追求してきたことだと思うんです。
ジャニーさんが完成させつつあった理想形がタッキーによって壊されていくのは少し悲しいですね……」(前出のジャニーズファン)
滝沢秀明副社長によるジャニーズ改革は成功するのだろうか!?