木村拓哉
木村拓哉

 俳優の木村拓哉(47)が8日にリリースした初ソロアルバム『Go with the Flow』が、20日付オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得。昨年10月期の主演ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)も最終回で16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を叩き出すなど、“キムタク神話”復活の兆しを見せている。

 16年のSMAP解散以降、人気の陰りがささやかれてきた木村だが、最近風向きが変わってきたという。ある業界関係者はこう話す。

「やっぱりファンは“カッコいいキムタク”を待っていた、ということなんです。SMAP解散直後は何かと悪者扱いされていましたし、妻の工藤静香(49)や次女でモデルのKoki,(16)の露出が増えたことも、“嫁の顔が浮かぶ”“ゴリ押し”とかえって不評を買ってしまった。解散から3年が経った今、ようやく何かが吹っ切れたようにかつての輝きを取り戻しつつあります」(テレビ局関係者)

 20日付の週間アルバム・セールス・チャート「Billboard JAPAN Top Album Sales」(以下同)によれば、前述した木村のソロアルバムの当週売り上げは13万枚。元SMAPの香取慎吾(42)が元日に発売したアルバム『20200101』は当週6.6万枚、元関ジャニ∞渋谷すばるが昨年10月に発売したアルバム『二歳』は当週6.9万枚、同じく錦戸亮が昨年12月に発売したアルバム『NOMAD』は当週3.5万枚だったことを考えると、B’z稲葉浩志(55)ら豪華な顔ぶれが楽曲提供していることを差し引いても、ソロとしてもやはり「キムタク強し」ということがわかる。

 また、1月4日と5日に2夜連続で放送されたフジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『教場』で見せた“新境地”も好評だ。

「木村は白髪に義眼といういで立ちで、“冷徹な鬼教官”という今までにない役を演じました。重厚なストーリーと演出、ほかのキャストたちの熱演も相まって、ドラマとしての見ごたえも十分でしたね。一般視聴者からも『やっぱりキムタクかっこいい』『こんなキムタクを待っていた』とその魅力を改めて評価する声が多く上がりました。業界内でも“近年の代表作になるのでは”と評判です」(前同)

 視聴率も、前編が15.3%、後編は15.0%と高い数字を記録。昨年の同枠に当たるディーン・フジオカ(39)主演ドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』の視聴率7.0%と比較すると、倍以上のスコアを叩き出している。

「一世を風靡した『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』世代はもちろん、最近は積極的にバラエティにも出演しているおかげか、気さくな“イケオジ”として若いファンも増えてきているようです。今年の4月期には、テレビ朝日系ドラマ『BG~身辺警護人~』の続編放送も内定しているそうですし、完全に上昇気流に乗っていますね」(前同)

 かつて数々の伝説的ドラマを生み出し、若者たちの間に“キムタクブーム”を巻き起こした木村。日本国民が愛した「俺たちのキムタク」は、アラフィフを迎えてさらに大人の魅力を増し、第2のピークを迎えつつあるようだ。

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