春の改編期が差し迫り、３月に打ち切りになる番組、４月にスタートする新番組の情報も聞こえてくるようになってきた。
１月９日発売の『週刊文春』（文藝春秋）によると、テレビ朝日系では博多華丸・大吉とココリコがＭＣの『かみひとえ』が、フジテレビ系では１２年間続いた長寿番組『にじいろジーン』が、日本テレビ系ではチュートリアルの徳井義実（４４）がＭＣを務めていた『衝撃のアノ人に会ってみた！』などが終了することになるという。
「徳井は活動自粛中ですから、『衝撃のアノ人』が打ち切りになるのもうなずけます。同番組は毎週水曜１９時からのゴールデン番組です。当然、業界関係者の間ではこの枠での新番組に注目が集まりましたが、これまで不定期特番で放送されてきた『有吉の壁』がレギュラー番組として昇格することも明らかになりましたね」（制作会社関係者）
有吉弘行（４５）がＭＣを務める『有吉の壁』は、「次世代を担う若手お笑い芸人たちが、有吉が用意した『お笑いの壁』に挑戦し、壁を超え芸人として成長する」というコンセプトの番組だ。
日本テレビで仕事をする放送作家は話す。
「今年１月５日にも２２時３０分から２３時２５分まで『新春ＳＰ』が放送されましたから、日テレとしても４月のレギュラー昇格に向けて盛り上げていきたいということなのではないでしょうか。『有吉の壁』は、人気ＭＣの有吉、そして注目の若手芸人がたくさん出演しますから、お笑いファンにとっても注目の番組です。
ただ、若手芸人が体を張ったり、とてもキレイとは言えないネタも飛び出すため、完全に深夜向けの内容です。水曜１９時というゴールデン向けとは決して言えないだけに、関係者の間では“何で『有吉の壁』なんだ？”という声も上がったそうです。実は、他にもレギュラー昇格候補の番組はいくつかあり、編成サイドとしては『有吉の壁』は３～４番手だったそう。そして当初、レギュラー昇格に最も近いとされていたのが、嵐の相葉雅紀（３７）がＭＣを務めた特番『はじめまして！一番遠い親戚さん』だったといいます」
