■「はい、早送りしてますよ」

 TBSでは、昨年9月に『消えた天才』での映像加工や、『クレイジージャーニー』でのヤラセなど、問題が相次いだ。

「昨年6月に、佐々木卓氏が社長に就任するまで、TBS制作現場の一部スタッフの気持ちが緩んでいたといいます。ただ、佐々木氏が社長に就任し、法令遵守と社内のハラスメントにも厳しく対応していく姿勢を打ち出してからは、徐々に自浄作用が働いているよです。

 実は『消えた天才』の野球の投手が投げた球を“早回しで速く見せる”という演出に当初、番組関係者の多くが疑問を抱かなかったといいます。担当ディレクターが、映像をプロデューサーらに見せる時点で、球速を1.2倍速に加工。放送前にはその映像をさらに1.2倍速にしていたというから驚きです。この、放送前の映像をスポンサーの方などが見て、“いくら何でも速すぎない?”と疑問を呈したところ、“はい、早送りしていますよ”と、あっけらかんと応えたといいますから、それぐらい現場はマヒしていたということでしょうね……。

 昨年、立て続けに番組が終了したTBSですが、この3月に打ち切りになる番組の中にも、“臭い物には蓋”的な意味で終了するものもあるのでは、とささやかれていますね」(制作会社プロデューサー)

 問題が続くテレビ業界の体質が改善され、元気を取り戻す日が来ることを願ってやまない。

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