原巨人「優勝できない」7つの理由の画像
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 昨季、セ・リーグを制した原巨人。5年連続V逸という球団ワースト記録は免れたが、日本シリーズではソフトバンクに4連敗。実力の差を見せつけられた。「昨年の優勝は、他球団が勝手に落ちていっただけ。それは原辰徳監督も自覚している。今季こそ真価が問われる1年になりそうです」(スポーツ紙デスク)

 連覇を目指し、今季を迎える巨人だが、実は早くも暗雲が立ち込めているという。まず、不安なのは「山口俊の穴」だ。「山口は昨年15勝。できすぎの面もありますが、1年間ローテーションを守ったのは大きい。優勝の立役者です」(球界関係者)

 その山口は、オフにポスティングでメジャーに移籍。その代わりとなるべき先発投手が不在なのだ。「高橋や桜井など、確かに若手は多いんですが、10勝はかなり厳しい。どう見てもコマ不足です」(前同)

 長年にわたって絶対的エースだった菅野智之だが、「菅野は昨年痛めた腰の状態が、まだ万全ではないと見る向きが多い。最盛期の状態には戻れないのでは」(ベテラン記者)

 投手陣に不安があるのなら、打線でカバーしたいところ。しかし、こちらにも心配は多い。その筆頭は「二塁手レギュラー」という。「昨年、早々にリタイアした吉川尚輝が復帰すれば、なんの問題もない。ですが、菅野同様、回復具合には疑問符がつきますね」(前同)

 穴を埋める選手として田中、若林、山本と若手の名前が挙がるが、これまた先発と同様、計算が立たない。「実は外野手も手薄です。昨季は亀井善行の大活躍で救われましたが、今年1年フルに1番を務められるかは分からない。体力的にも難しいでしょう」(同)

 もちろん、チームの精神的支柱だった、阿部慎之助の引退も大きい。「阿部が抜け、代打の切り札がいなくなったのは痛い。本来なら亀井あたりが、その役割を果たすんでしょうが……」(スポーツ紙記者)

 そんな弱点が改善されなかった理由は、「FA補強の失敗」に尽きる。「先発候補の美馬と、二塁の穴を埋める鈴木大地にフラれ、新助っ人で先発にサンチェス、外野にパーラを獲得。体裁こそ整えたものの、外国人はフタを開けるまで分かりません」(同) 

 そして今季、原巨人の最大の懸念は「五輪の中断期間」だという。「今年は東京五輪開催のため、7月22日から8月14日までの23日間、ペナントレースが中断されます。これがネックになりえます」と言うのは、ベテラン球団関係者。こう続ける。「キツい夏場に3週間も休養ができるとあれば、思い切った選手起用ができる。逆に、巨人は坂本や丸など、主力選手を代表に出すことになるので、疲労やコンディションが心配になります。条件はどこも一緒とはいえ、選手層の薄い球団ほど、有利になりそうです」

 さて、原采配で困難を乗り越えられるか!?