■柔道や女子レスリングも

 さて、“日本のお家芸”とされる競技にも、もちろん金メダル候補がズラリと並ぶ。柔道で五輪出場の内定第1号となった女子78kg超級の素根輝(19)は、その筆頭格だ。

「昨年夏の世界選手権で優勝。秋のグランドスラムでは、世界ランキング1位の選手に勝って優勝と、今、勢いに乗っている選手です」(スポーツ誌編集者)

 また、女子レスリングは、今回も金メダルラッシュが予想されるが、中でもリオの63kg級金メダリスト・川井梨紗子(25)は最有力候補と言える。

「東京では、階級を変更し、57kg級での出場になります。昨年、同階級で五輪4連覇の伊調馨を破って出場した世界選手権で見事にV。W杯でも全勝と、今の彼女は無敵状態です」(前同)

 なお、62kg級代表に内定した妹の友香子(22)も楽しみな存在だ。

 次は、リオで金2個を獲得した体操競技。「もちろん男子体操も期待できますが、金メダル獲得率が最も高そうなのは、女子トランポリンの森ひかる(21)です。昨年の世界選手権では個人と団体で優勝。まさに、世界のトップに君臨しています」(同)

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