天海祐希
天海祐希

 1月も下旬を迎え、今クールのドラマが出そろった。

 数あるドラマの中で調子がいいのが、天海祐希(52)主演の医療ドラマ『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系)だ。

 初回の視聴率は13.0%、2話目は12.4%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。ドラマは医師の中でもトップクラスの“手術の天才”が集まる脳外科が舞台で、天海が演じるのは“カリスマ脳外科医”。

 1月23日発売の『女性セブン』(小学館)によると、2話までの好調な視聴率を目にして、スタッフも「これはいける!」と確信。前クールに全話平均視聴率18.5%を記録した、米倉涼子(44)主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を追い抜こうと、気合いが入っているという。

 テレビ誌編集者は言う。

「ドラマには天海を筆頭に、椎名桔平(55)、三浦友和(67)、永山絢斗(30)、広瀬アリス(25)といった主演クラスの役者が多数出演し、日本テレビも社運をかけるドラマだと息巻いているようです。今クールは医療系ドラマが6作品もありますが、その中でも『トップナイフ』の注目度は高い。質実剛健なストーリーとシリアスな展開で、どんどん引き込まれていくような作りになっています」

 しかし、前出のテレビ誌編集者はこうも続けるのだ。

「ドラマのエンディングでは天海を中心に、突如ダンスが始まるんです。ドラマ全体がシリアスで暗いトーンなので、“最後くらいは明るくコミカルに終わりたい”という天海のアイデアでエンディングにダンスをすることに決まったと『女性セブン』では報じていますが、ドラマとのあまりの落差に、違和感を覚えた人もいたのではないでしょうか」

 ダンスの振り付けは、天海がかつて主演した『女王の教室』(日本テレビ系)や『カエルの王女さま』(フジテレビ系)を担当した人物だという。

『トップナイフ』を見ている、ドラマ好きの30代女性ライターは話す。

「天海さんは宝塚歌劇団出身ですから、ダンスも抜群に上手くて見とれてしまうほど。ただ、初回の放送では、天海らがクラブで談笑するなど、ドラマのストーリーが展開しているのに、その流れからいきなりエンディングのダンスが始まるので戸惑ってしまいました。だって、ドラマのストーリーは人の命や天才外科医たちの葛藤を描いているシリアスなものですからね……。

 エンディングのダンスと言えば、どうしても『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を思い出しますよね。新垣結衣(31)や星野源(38)、石田ゆり子(50)らの“恋ダンス”は爆発的に流行しましたが、『トップナイフ』も『逃げ恥』を意識してるんじゃないでしょうか。天海さんと石田さんは“姉妹級”の仲ですしね。『トップナイフ』は、『ドクターX』や『逃げ恥』などなど、大ヒットドラマの要素をちょっとずつつまんで盛り込んでいるっていう気がしちゃいますよね。『逃げ恥』みたいに上手くいけばいいですが、ダンスに関しては、今のところは空回りしていると思います(笑)」

 ダンスの振り付けは毎回少しずつ変わるという。天海のどんなダンスが見られるのか、今後の『トップナイフ』にも注目したい。

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