重岡大毅に西畑大吾、関西ジャニーズ“演技班”がドラマ界を制圧中の画像
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 SnowManSixTONESのデビューなど、活発な動きを見せている最近のジャニーズ。その中で「演技班」として活躍目覚ましいのが、なにわ男子ジャニーズWESTといった関西勢だ。

 特に話題となっているのが、今期のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)で、吉高由里子(31)の元恋人役を演じているジャニーズWESTの重岡大毅(27)だ。重岡は『ごめんね青春!』(TBS系)や『これは経費で落ちません!』(NHK)などで、すでに個性を発揮していた。が、『知らなくていいコト』ではひと味違った才気を放っている。

 重岡が演じる野中は、吉高が演じる真壁ケイトが連続殺人犯の娘と知ったとたんに腰が引け、結婚を断る。それどころか、ケイトまで凶悪犯であるかのような恐怖の目を向け、あろうことか元恋人の尾高(柄本佑/33)を呼び出し、傷を舐め合おうとする。まさに最低も最低、器の小さな男の役なのだ。

 後半に大どんでん返しがあるのかもしれないが、今のところ重岡はこのドラマでは「社会的な差別視線の代表」として、悪意なく歪んだ感情を吐く立ち位置である。嫌な見方をすれば、男気あふれる尾高の引き立て役でもある。それを、ダサいセーターを着てウジウジと演じる重岡は見事。『これは経費で落ちません!』(NHK)で世間を胸キュンさせた山田くんの影はいっさいない。今後の彼の俳優活動が、楽しみすぎる。

 同じ意味で、意外な役で芸達者ぶりを見せたのが、なにわ男子の西畑大吾(23)。フジテレビ開局60周年特別企画として放送された『教場』ではズル賢い樫村卓実役を演じた。過去にはNHKの連続テレビ小説あさが来た』『ごちそうさん』にも出演。理想の息子ともいえるたたずまいが印象的だった。

 だからこそ余計に『教場』は驚いた。彼の目が笑っていない演技がここまで怖いとは。素朴な風貌と、まわりの気持ちを考えないサイコパスなセリフ回しのギャップは、ドラマの空気に一層の緊張感を生んでいた。人間のズルさを生々しく演じる覚悟を見せた重岡と西畑。この2人は、これからもドラマを面白くする存在となる気がする。

 正統派として現在、頭ひとつ抜けているのはジャニーズWESTの小瀧望(23)だろう。『白衣の戦士!』(日本テレビ系)『決してマネしないでください。』(NHK)など、良い意味で何色にも染まれる柔らかさと包容力がある。10頭身ぐらいありそうな今どきのスタイルなのだが、どことなく懐かしさがあるのも強みだ。

 また、若いながら底力を感じさせるのが、なにわ男子の道枝駿佑(17)。『母になる』『俺のスカート、どこ行った?』(共に日本テレビ系)で存在感を示した。特に『俺のスカート』は、絹糸のような繊細さと透明感がひときわ目立っており、今後役柄によっては大化けする気がする。

 これら関西勢ジャニーズの躍進の背景には、関ジャニ∞大倉忠義(34)、横山裕(38)の尽力があるという。後輩の才能を伸ばす連係プレーに未来を感じるので、これからも、関西の「ノリのよさ」でさまざまなドラマを盛り上げてほしい。(田中稲)