■『ひなげしの花』で鮮烈デビューしたアグネス・チャン

 香港生まれのアグネス・チャン(64)は、72年に『ひなげしの花』で鮮烈デビューを果たした。彼女は、その4年後にカナダの大学に通うため日本を離れ、ファンを悲しませたが、帰国後に芸能活動を再開。近年は、国際的な社会貢献活動が目立つ。初代日本ユニセフ協会大使を経て、16年よりユニセフの東アジア太平洋地域親善大使を務めているのだ。ただし、歌手活動をやめたわけではない。

「16年末から翌年にかけて45周年コンサートツアーを行っていたんです。次は50周年。来年あたりから何か発表があるのでは?」(芸能記者)

 引退後、戻ってこなかった70年代アイドルもいる。74年にアイドル歌手デビューし、映画『野球狂の詩』、テレビドラマ『刑事犬カール』(TBS系)など女優としても活躍したスレンダー美少女・木之内みどり(62)である。

「彼女は人気絶頂期の78年に、既婚者であるベーシストの後藤次利が滞在するアメリカに逃避行を敢行。直後に芸能界を引退しています。その後、後藤と結婚したものの、87年に別れてしまいます」(前同)

 こうした場合、復帰するのが相場だが、彼女はそれをしなかった。そして、90年に俳優の竹中直人と再婚。2人の子どもの育児と夫のサポートに専念した。

「木之内さんは、ある意味、百恵さんよりガードが固く、近影が表に出ることがない。芸能界には、まったく未練がないんでしょう」(同)

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