宮迫博之(雨上がり決死隊)、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)
宮迫博之(雨上がり決死隊)、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)

 1月30日、東京・青山のイベントスペースで復帰トークライブ「family」を行った、ロンドンブーツ1号2号田村亮(48)。

 亮は、相方の田村淳(46)が設立した「株式会社LONDONBOOTS」に所属し、以前の所属事務所とは専属契約ではなく、タレント本人にマネージメントを任せる“エージェント契約”を結び、活動を再開させることとなった。

 一方、事務所から契約解除処分を受けた雨上がり決死隊宮迫博之(49)は、ロンブーのトークライブ前日の1月29日午前10時に公式ブログ『宮迫です。』を開設。同時にYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』も立ち上げ、「宮迫博之よりご報告」というタイトルの動画を投稿。

 一連の闇営業問題について謝罪したうえで、「わがままだと思うが、相方の横に戻りたい」「お笑いが好き」などと語り、今後もYouTubeを使って、自身の思いやコンテンツなどを発信していく方針を明かした。

 事情を知るテレビ局バラエティ番組関係者は話す。

「1月29日、宮迫は謝罪動画を投稿しましたが、翌30日にアップした人気YouTuberのヒカル(28)とコラボした動画で、芸能活動を本格的に再開することになりました。ただ、ロンブーのトークライブと同日に、宮迫が芸能活動復帰を宣言する動画をぶつけてきたことに、ロンブーサイドが憤っているといいます。当初、宮迫のYouTubeチャンネルの開設は、一部スポーツ紙の報道でもありましたが、ロンブーのライブと同日、30日だと言われていました。ところが、前倒しで29日に宮迫が復帰することになり、亮の復帰よりも自分かわいさに先手を打ったのだと、ロンブーの2人は憤りを感じているのではないでしょうか。

 宮迫は30日、自身のYouTubeチャンネルで2本目の動画をアップ。その内容は、ヒカルと2人での掛け合いトークだった。

「最初は顔に緊張感が漂っていた宮迫ですが、ヒカルとの会話の流れで、持ちネタの“宮迫ですッ!”を全力で披露するなど、張り切っていましたね。ヒカルには“あんまり面白くない”と言われていましたが(笑)。その後、将来的な地上波テレビへの復帰願望、その際には『アメトーーク!』という言葉も口にしていました。宮迫は同日、ヒカルのYouTubeチャンネルにも出演。今後もヒカルとのコラボをやっていくようですよ」(芸能記者)

 一方、ロンブーの2人は30日、トークライブ後に記者会見を行った。会見で今後について聞かれた亮は、「ライブでも言ったけど、NHK大河ドラマか朝ドラに出たい」と答え、淳が「バカヤロウと言っておきました」と会場を盛り上げる場面も。その後、同じタイミングで復帰した宮迫について聞かれた際、宮迫のYouTubeを見た亮は、「各々前に進んで行っているなという感じはしました」と語ったが、淳は見ていないこと明かし、「見たら、会見で聞かれると思い、あえて見ない、という選択をした」と語った。

「淳は、よそのコンビのことには口を出さないと決めている、と話していました。そして、当事者が解決策を見い出していけば、とも。会見では、宮迫に恨みはないかと問われ、全然ない、と答える場面もありましたね」(前出の芸能記者)

 前出のバラエティ関係者はこう言う。

「トークライブを行った場所は、昨年7月、宮迫と亮が涙の会見を行った会場。亮は、宮迫との謝罪会見の直前まで淳に伝えず、これに淳は“何で俺に言ってくれなかった?”と疑問を呈したんです。それに亮も“申し訳なかった”という思いに至り、それ以降、亮は淳と密接に連絡を取り合って、二人三脚で復帰への準備を進めてきたんです。

 特に淳は、亮が迷惑をかけた関係各所に謝罪し、しっかりと話し合い、自分は専属契約のまま、亮をエージェント契約にすることで事務所との不協和音も最小限に抑えるなど、細かい配慮や巧みな取り回しをし、復帰に向けてしっかりと道筋を作ってきた。にもかかわらず、亮と宮迫が同じタイミングでの復帰となると、“やはり亮と宮迫はセットか”、と見られてしまう恐れもある。関係各所とのわだかまりを解消し、しっかりと手順を踏んでの復帰を目指してきたロンブーサイド、特に淳としては“ふざけんな。邪魔するな!”という思いがあるのではないでしょうか。

 会見では宮迫に対する怒りは否定しましたが、淳は同時期の宮迫のYouTubeデビューをまったく聞かされていなかったといいます。会見でのコメントもどこか突き放すような感じでしたよね。やはり想定外の事態だったのでしょう」(前出のバラエティ関係者)

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