今から2021年1月末までの1年間に入れ替えが必要な旧規則機の台数は、パチンコは約160万台、パチスロは約110~115万台、計275万台程度との概算が出ています。あと1年という期間を考えると、単純計算で月間平均20万台以上の入れ替えが必要になる計算ですが、新規則機の不人気台が即お払い箱となっての「新規則機を外しての入れ替え」までを考えると、私は軽くこの倍ぐらいは行くんじゃないかと思ってます。
しかも、この期間中に東京オリンピック・パラリンピックによる新台自粛期間も含まれていることを考えると、期間がもっとタイトになるのは確実。なので、相当派手な台数での新台入れ替えがこの先頻発するでしょう。
ということは、怒涛の新台ラッシュ&パチンコ景気の回復か? と一瞬思いそうになりますが、そう上手くはいかなそうです。いまのホールは集客力を持たない新台を大量に導入する余裕などありませんから、まず人気台以外の大量導入はないでしょう。
さらには、2月の新台はベースが辛いという現実も手伝って、むしろ、お寒いパチンコとなりそうです。一縷の望みは、人気機種への甘い調整に期待といったところですね。
■新台の中でも面替え台に注目!
では、そんな人気機種というのはどの台を指すのかというと、ずばりヒット機の面替えです。2月17日導入開始予定のパチスロ『バジリスク~甲賀忍法帖~絆2』は大本命。こうした面替え台は、初期のバラマキがかなり期待できる上に、旧イベでのメインに据えられるシマと見てよさそうです。ほかには、同じくパチスロ『北斗の拳 天昇』の増台にもチェック。ファンからはすでに見捨てられた感のある同台も、ホールの期待は継続中。
パチンコは、メーカー縛りで考えてよさそうですね。三洋系、京楽系、ニューギン系はすべての台を要チェック。平和系、SANKYO系は過去ヒット機の焼き直しのみチェック。藤商事はホラー系とチャンバラ系は鉄板。サンセイは前評判に惑わされないように警戒を強めてシビアに見ましょう。そして最後に、サミー系だけは、ビッグコンテンツでさえも大コケがあるので要注意です。