全ての写真を見るアイドル食堂・第１２回 うま屋ラーメン
■名古屋メシ伝道者としての松井珠理奈
アイドルだってメシを食う。郷土の誇りをかけ、地元の味の伝道者たらんとする。その一人が松井珠理奈だ。ＡＫＢグループでも、ＳＫＥ４８中のガチの愛知出身者数は半分強と高いのだが、珠理奈もそのうちの一人。テレビ・雑誌・ムックが名古屋めし特集をする際、かなりの頻度で登場する。名古屋の隣の春日井市出身で、名古屋の高校に通っていたから、充分に有資格者なのだが、それにしても“席巻”という印象だ。
極めつけは１７年７月発売の、全編名古屋特集という『東洋経済』臨時増刊。そこで珠理奈は名古屋人も知らない「郷土料理の作り方」を伝授している。作ったのは尾張地方に特有の、焼き穴子や海老そぼろを駆使した箱寿司に、あさりの赤だし（味噌汁）。めっちゃ旨そうだ……。
番組を見ても、ファンがツイートで語るように、「いつも美味しく食べるもぐもぐ珠理奈」。さすがプロレス好き、それも新日の大ファンだけあって、ワンパターンと誹られようとなんのその、オカダカズチカのレインメーカーばりの、王道技で決めまくる。考えてみれば、ＡＫＢの初期メンで残っているのも、珠理奈と柏木由紀と峯岸みなみあたりだけとなった。この安定感が大事なのだろう。
