リアルスターウォーズ、航空自衛隊に「宇宙作戦隊(仮称)」が発足!の画像
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 それって、ガンダムかウルトラマン……? 航空自衛隊に、聞いたこともない新部隊が誕生する。その名も「宇宙作戦隊」。「防衛省が“宇宙空間”の防衛を担う部隊の新設を決めたんです。『宇宙作戦隊』は仮称ですが、よほどのことがない限り、そのままの呼称になる可能性が高いですね。今国会に法案が提出されますので、今年度中に設置されるはずです」(全国紙防衛省担当記者)

 新部隊が設置されるのは“宇宙”ではなく、東京の“府中”。部隊規模は20名程度だという。「宇宙軍の創設は世界トレンド。米軍も昨年末に宇宙軍を創設しましたし、ロシア軍では空軍が航空宇宙軍に改称されています。思えば、かつては陸軍のみでした。そこに海軍ができ、空軍ができ、今度は宇宙軍です。これは、宇宙が陸海空に続く“第4の戦場”となっているからで、少しも不思議なことではありません」(自衛隊関係者)

 宇宙が戦場、とはどういうことか?「まず、弾道ミサイルです。弾道ミサイルは宇宙空間を飛翔しますが、敵ミサイルが宇宙空間を飛翔している間に、破壊してしまおうというわけです。これを実現しようとしたのがレーガン大統領時代のアメリカで、 “スター・ウォーズ計画”として知られています。具体的には、人工衛星からレーザーを照射して敵ミサイルを破壊する方法が研究されました」(軍事ライターの黒鉦英夫氏)

 同計画を発展させた「神の杖」と呼ばれる禁断の研究も存在するという。「衛星からレーザーを照射するのではなく、金属片を発射するんです。射出された金属片はマッハ10という超音速で飛翔し、地球上のあらゆる地点を正確に破壊します。迎撃は不可能。その運動エネルギーは膨大で、核兵器に匹敵する威力を持つはずです」(前同)

 宇宙をめぐる戦闘は、もう一つ想定されている。「地上からミサイルを発射し、相手国の衛星を破壊してしまうんです。GPSやインターネットなど、現代社会に不可欠なインフラは衛星によってもたらされています。軍隊も同様で、ネットがつながらなければ途端に無力化されてしまいますからね。米中露はもちろん、インドも衛星を破壊する対衛星兵器(ASAT)の開発に成功しています」(同)

 “SF小説の父”H・G・ウェルズの名作『宇宙戦争』は、火星人と人類が争うものだったが、本当の宇宙戦争は人類同士が争うものになりそうだ。

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