■「芸のクオリティ」「美しさ」が異次元!

「江頭2:50さんが上げている動画は、『筆を尻に刺して書道』や『股間でペットボトルロケットを受け止める』といった、テレビでは流せない強烈な芸ばかり。その“テレビでは絶対に見られない”というのはバズる大きな要因といえるでしょう。

 ただ他のYouTuberでも過激な動画をアップしている人も多い。そうした人たちと江頭さんの違いは、やはり芸のクオリティと言えるでしょう。江頭さんは1988年、大川興業に入社して以来30年以上、身体を張って過激な芸を見せてきた本物の芸人。キャリアの浅いYouTuberとは、比べるまでもない実力の持ち主です。“本物”という意味では、川口さんも他のYouTuberとはまったく異なると言えるでしょうね」(前同)

 川口春奈が2月2日にアップした動画「実家でお母さんに会ってきた!」は500万再生(2月13日現在)、2月9日公開の「実家でまったり過ごします!」も493万再生と驚異の数字を残しているのだが、

「動画の内容は、本当になんてことはない(笑)。川口さんが実家の長崎県・五島列島に里帰りし、お母さんとスーパーで買い物したり、実家でおじやを作って食べて、居間でダラダラとくつろぐというもの。ただ当然ですが、ものすごく強い印象を残すのが、彼女の圧倒的な美しさです。川口さんは現在放送中のNHK大河ドラマ麒麟がくる』に出演するトップ中のトップの美人女優。そんな彼女の美しい顔が、スマホで撮られたと思われる、どアップの映像でずっと流れているんです。

 コメントでも、“クッソ美人やな。女優さんてきれいなんだなぁと実感してます”、“やっぱり可愛いですね。可愛いと言われてるYouTuberが霞んで見える”といった絶賛の言葉が並んでいますが、あの圧倒的な美しさは、一般の女性YouTuberとは異次元。そんな川口さんの素がうかがえるのはYouTubeならではで、最高の動画コンテンツといえるでしょうね」(同)

 一方、最近話題となった芸能人YouTuberといえば、昨年の“闇営業騒動”で芸能活動を休止した雨上がり決死隊宮迫博之(49)だろう。1月末に彼が立ち上げたYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」は、開始から約2週間が経過した今、チャンネル登録者数は56万人超。川口春奈、江頭2:50には一瞬で抜かれたが、本来なら順調なスタートを切ったと言える。しかし、前出のITメディアライターは、川口・江頭と宮迫、両者の間には大きな違いがあると話す。

「宮迫さんは2本目の動画から、自身のチャンネル登録者数360万人超のヒカルとコラボ。その後も、レペゼン地球ら有名YouTuberと次々とコラボしています。自身のチャンネルに有名YouTuberに出てもらい、相手のチャンネルにも出演する。そうして有名YouTuberのファン、チャンネル登録者にも自身のチャンネルを登録してもらう、それが登録者数を急速に増やす王道です。ただ逆に言うと、宮迫さんは鉄板の方法をすでに使ってしまった。だから、今後、爆発的に登録者数が増えるというのは考えにくく、地道にやっていくしかありません。

 川口さん、江頭2:50さんは本当にすごいですが、彼らのような一流女優や俳優、一流芸人がYouTube参戦することも十分に考えられます。そうなったとき、宮迫さんのチャンネルに登録した視聴者が登録を解除することはないのかもしれませんが、アップされた動画は見なくなるかもしれない。そうなると、登録者数は多くても再生数が伸びず、十分な収入が入ってこないということが起こりうるかと……」

 今後は“本物”の一流芸能人が続々と参戦すると思われるYouTube業界。宮迫は、そして古参のYouTuberたちは生き残っていけるのだろうか!? 令和2年、日本のYouTubeに大変動が起ころうとしている。

あわせて読む:
・松本人志、岡村隆史と…「宮迫博之YouTube復帰」にさんまも反対!!
・松本人志、岡村隆史も反対!宮迫博之「YouTube暴走」の裏に破産危機!!
・宮迫博之、YouTubeで再始動も賛否「態度が偉そう」

  1. 1
  2. 2