いいスタートを切りたいと思っていた2月、如月。東京競馬に2日連続で参戦し、1日目は9鞍に騎乗して3勝。2日目は5鞍で3勝。合わせて6勝の固め打ちとなりました。

 最初の白星は、2Rのダート1400メートルで行われた3歳新馬戦、パートナーはエヴァジョーネです。気性的にまだ幼く、最後の直線では物見をして内にもたれましたが、最後までしっかりと走るところは、さすがロードカナロア産駒です。芝でも走りそうな感じがあるので、これからが楽しみな一頭です。

 2勝目は、3歳1勝クラス、ダート1600メートルのレースに出走したゴドルフィンのロンゴノット。3勝目は3歳オープン、芝1400メートルのクロッカスSで、シルクレーシングのラウダシオンです。両馬とも、ほぼ完勝といえる内容。小細工をせず、馬のリズムに合わせて競馬をしたことが、いい結果に。能力の高さはかなりのもので、次も期待できそうです。

 翌日曜日に挙げた最初の白星は、7R4歳以上1勝クラスのゴールドスミス。前日、勝ったロンゴノットと同じく、ロイヤルブルーを基調にした、青・袖水色1本輪の勝負服です。彼とコンビを組むのは、これが初めて。ここまで12戦して、一度も逃げたことはありませんが、スタートが良かったので、そのまま先頭に立つと、ダート2100メートルを鮮やかに逃げ切ってくれました。

 2勝目は、4歳以上2勝クラス、ダート1400メートルのフローラルパークで、3勝目が、4歳以上3勝クラス、芝2400メートルの早春Sに出走したボスジラ。フローラルパークは、とても素直な馬で、ボスジラは気性的に落ち着かない馬と、対照的な2頭でしたが、レースになると、どちらも、ほぼ思い描いていた通りのレースをしてくれました。パートナーを務めてくれた6頭の馬たち、そして、最高の状態で出走させてくれた関係者の皆さんに、改めて感謝です。

 期待して騎乗依頼をしてくれる皆さんに、僕からお返しできるのは、勝利という結果のみです。それを心にとどめ、今週の騎乗馬について話をしましょう。今週末、東京競馬場で行われるG3共同通信杯。パートナーのマイラプソディは、ハーツクライ産駒で、ここまで3戦負けなし。三冠をかけたクラシックへの道が幕を開けます。

――負けたくないし、負けられない。馬と騎手が一体となった熱い戦いに、期待していてください。

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