中村玉緒
中村玉緒

 2月13日に放送された『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)で、中村玉緒(80)が夫の勝新太郎の豪快エピソードや、勝への想いを明かし、視聴者を感動させた。今回、昭和の芸能界を騒然とさせた勝のさまざまなスキャンダルについて妻の中村にMCの坂上忍(52)が直撃インタビュー、真相に迫った。勝が設立した映画製作会社「勝プロダクション」が多額の借金を抱え、倒産した“借金14億円騒動”について明かす。

 倒産の理由は、映画へのこだわりで製作費を惜しまなかったことと、勝の飲み代が1年で1億円を超えたことなどだった。中村は借金返済のために新会社「勝プロモーション」を設立して自ら社長に就任し、14億の借金をテレビ出演や着物プロデュースなどのビジネスで、毎月50万ほど返し続けて約20年で返済したという。2つ目は勝が1990年にパンツの中に大麻とコカインを隠し持っていたとして、ハワイの空港で現行犯逮捕された「大麻パンツ事件」。警察の家宅捜索を受けた際、中村は「ゆっくり探してください」と、おにぎりを作って警察の人たちにふるまったと告白。

 一方で勝は日本の警察に逮捕されるのを恐れ、1年4か月もの間ハワイに居座った。その後「総理大臣の代わりはあっても俺の代わりはない」という理由で勝は帰国。日本で懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決が下る。これを受けても悪びれない勝だったが、一方の中村はこの事件で事務所の社長として勝の代わりに、世間に頭を下げ続けていた。

 坂上が「勝さんと“離婚したほうがいいかな”って思ったことってないんですか?」聞くと、中村は間髪入れずに「思ったことない。1回もない。何の恨みもないです」と切り出し、「どんなことがあっても勝新太郎についていくっていう、子どもが2人いましたから。ずっと死ぬまで勝新太郎の妻でいこうと」「その信念を変えなかったということです」と勝への想い明かした。

 献身的に勝を支えた中村に、視聴者からは「愛はなんて尊いのだろう」「それにしても、夫の勝新太郎さんの人生が豪快すぎる」「あの破天荒な旦那を純粋無垢な心で今でも大好きってのろける玉緒さんかわいかった」「めちゃくちゃ苦労したのに、今でも勝さん大好きって、素敵すぎる!」「玉緒さん強いからこそ勝新さんの奥さんでいられたんやろな」「勝新太郎さんが伝説なのは、中村玉緒さんがいたからなんだろうな」など、絶賛の声が上がっていた。昭和のカリスマを支えたのは妻の愛だった。

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