テレビ朝日
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 2020年2月19日発売の『週刊新潮』(新潮社)が奇妙な裁判を報じている。その裁判とは、テレビ朝日の元アナウンサー・西脇亨輔氏がNHKを提訴した案件。西脇氏の妻は、討論番組『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)の進行役で現在、政治部に勤務する村上祐子元アナで、19年4月、『週刊ポスト』(小学館)にNHK記者とのお泊り愛を報じられていた。つまり、夫の西脇氏が、妻の不倫相手の勤務先のNHKを訴えた、ということになる。

 そもそも西脇氏と村上元アナは5年ほど前に別居し、離婚調停を申し立てていたという。調停が不調で、次に訴訟に踏み切ったが、その最中に『週刊ポスト』の報道が世に出てしまい、これを受けて西脇がNHK記者を提訴。さらにNHK本体を提訴したわけだが、『週刊新潮』によると今回は、使用者責任の論法だという。

「村上元アナとNHK記者はそれぞれ政治部の記者として取材活動をしています。職務である情報交換の中で仲を深めてしまいました。仕事の過程で不法行為ともとれる関係が生じたのであれば、使用する会社にも責任はあるだろうという理屈です」(芸能記者)

 西脇氏は東大法学部卒業で在学中に司法試験に合格。その後、司法修習も修了してからからテレビ朝日に入局した経歴を持っている。現在はテレビ朝日の法務部に籍を置き、離婚訴訟でも代理人は立てずに自ら戦ったという。

 NHKをも巻き込んだ、女子アナ不倫騒動。闘争はどこで決着を見せるのかーー。

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