小泉進次郎を猛追する「新自民党プリンス」

　“ポスト安倍”をめぐる戦いが、いよいよ本格化してきた。安倍晋三首相（６５）本人が明言しているように、目下の候補者は岸田文雄政調会長（６２）、菅義偉官房長官（７１）、茂木敏充外相（６４）、加藤勝信厚労相（６４）の４人とされている。「中でも筆頭は岸田さん。順当にいけば、安倍総理からの禅譲が既定路線です」（全国紙政治部記者）

　この４人が“表の候補”だとするなら、“裏の候補”は石破茂元幹事長（６３）と小泉進次郎環境相（３８）だという。ただ、「進次郎の評判はガタ落ち」（自民党関係者）だという。“自民党のプリンス”こと進次郎氏の人気が凋落する原因となったのが、滝川クリステルとのデキ婚。「官邸に恋人を連れてきて結婚宣言するなんて、前代未聞。タレントと勘違いしているんじゃね。環境大臣になってからの“セクシー発言”や、具体性に乏しい答弁も大マイナス」（前同）

　その後、公費をホテル代にしていた疑惑も噴出するなど、大逆風にさらされている進次郎氏。代わりに党内で赤丸急上昇中なのが、“進次郎世代”と呼ばれる２人の“サラブレッド政治家”だという。「祖父が福田赳夫元総理で、父親は福田康夫元総理の福田達夫衆院議員（５２）。祖父が中曽根康弘元総理で、父親は中曽根弘文元外相という中曽根康隆衆院議員（３８）。進次郎君に劣らぬプリンス候補ですよ」（同）

　政治評論家の有馬晴海氏が言う。「達夫さんは総理だった父親の秘書官をしていたので、当選３回ながら官邸の仕組みを熟知しています。康隆さんは、爽やかな色男。将来は間違いなく総理候補だと思われていますが、当選１回ということもあり、“未知数”ですね」

　安倍首相の次の次は、“進次郎世代”が争うか!?