ダウンタウン
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「有名人・芸能人が持ち寄ったさまざまな説を検証する」という形で、唯一無二のおもしろさを生み出しているバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系・毎週水曜日22時~)。番組がしかける予想もつかない状況に余裕を失った芸人たちが、思わず意外な本性を露わにする姿も好評だが、スタッフやダウンタウンの想像を遥かに超えた“モンスター”が出現することでも知られている。

 今回は『水ダウ』によって、その異能がクローズアップされた芸人トップ3を紹介したい。

3位:どこまでもマイペースを崩さないバケモノ

 まずは、バイきんぐ西村瑞樹(42)だ。相方の小峠英二の抜群の才能に対し、西村は、あまりのマイペースぶりが注目されることが多かった。

「西村は“1000ピースのジグソーパズルを15年かけて少しずつ楽しむ”とか、“岐阜県の営業でスタッフ含めて全員が飛騨牛を注文しているのに1人だけ豚丼を注文する”とか、変人ではありますが決して悪人ではない、掴みどころのない感じが持ち味でした。

 しかし、『水ダウ』の “1週間○○生活、目を離したらやっぱり他のもん食っちゃう説”にて、彼のゲスい人間性が露見したんです。西村さんは“1週間川で捕まえた物だけ食べる”という偽企画をやるように命じられたんですが、わずか5時間も持たなかったんです。スタッフの目を盗んで、事前に仕込まれていたバナナとガリガリ君を食べ、それだけでは飽き足らず、ロケ車にあったスタッフのロケ弁を盗み食い。しまいには、近くでバーベキューをしていた人に“火の番をしてほしい”と頼まれると、焼いていたソーセージまで口にする始末。さすがに、犯罪一歩手前とも言える西村の行動には、スタジオおよび視聴者から悲鳴が上がりました。

 もう1つ、エピソードがあります。“子供からもらった松ぼっくり、家まで持ち帰らざるを得ない説”という企画で、西村は、株を上げた瞬間に最低まで落とす、という芸当をやってのけたのです。

 最初は“嬉しそうに子供にもらったハンカチで松ぼっくりを包み、カバンにしまう”という、絵に描いたようないい人ぶりだったんですが、その後の偽インタビューでどうするか問われると、西村は“これはいい松ぼっくりなんですよ。着火剤にするとよく燃えるから、今度のキャンプで使いたい”と真顔で発言。その発言に、スタジオも“怖い”と騒然でした。西村は実際にキャンプが大好きで、松ぼっくりも有効活用しよう、と素で考えているわけですから、まったく悪意はない。ただ、その突き抜けたマイペースぶりには、背筋が寒くなるものがあるんですよね……」(芸能ライター)

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