2位:番組ではレア!? 出演するたびに株が上がるバケモノ

 隠していた本性がむき出しになる『水ダウ』で、異彩を放っているのが平成ノブシコブシ吉村崇(39)だ。普段は、“勢いだけ”“スベっている”といった声も聞かれる吉村だが、『水ダウ』では、出演するたびにその隠された有能ぶりや人の好さが発揮され、視聴者やダウンタウンからも称賛の声が相次いでいる。

「2018年10月3日に放送された“中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説”では、吉村は偽の生中継に乱入した仕掛け人を相手の“神対応”で、大いに話題になりました。何より“急な不審者の乱入”を“生放送ならではの珍ハプニング”のような雰囲気で、笑いに変えてなんとかしたのがすごい。VTRをスタジオで見た松本人志も“パーフェクト”と手放しに称賛していました。

 しかも、吉村のロケでの神対応は、これだけではありません。話題になったのは、今年2月5日に放送された“山田勝己に『SASUKE』と言わせずロケするの不可能説”です。

 “商店街をぶらり散歩する”という偽ロケの最中、ミスターSASUKEの山田にSASUKEと言わせない、というむちゃくちゃな企画だったのですが、あまりの難易度の高さに途中から“1度ならセーフ”にルールが変更。しかし、それでも検証したお笑いコンビ『さらば青春の光』は6分57秒。『ミキ』は2分14秒でロケが終了してしまいました。

 ところが、吉村はここでもすごかった。まず、山田が最初の自己紹介で“ミスターSASUKE”と発言するのを完全に読み切り、先に別のフレーズである“浪速のターミネーター”を名乗り、発言の妨害に成功。その後も“SASUKEです”と発言しそうになると間髪入れずに“レジェンドです!”と、ハイテンションで紹介したり、そもそも山田に喋らせないように商店街の食べ物を与えるなどして、完璧なディフェンスを発揮したのです。結果、なんと47分まで持ちこたえることに成功しました。酸欠状態になりながらも、山田を立てつつ番組として成立させようと頑張る姿に、視聴者の好感度は爆上がりでしたよ」(前同)

 実は吉村は、渡辺直美が最も慕い、信頼を寄せる相手であり、マツコ・デラックスが「数少ない複数回食事した芸人」と話したりと、テレビで見せる姿とはまったく違う一面を持っているのだ。

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