■中居の言葉に反応したキスマイメンバー

 芸能プロ関係者は話す。

「SMAP解散以降、“I女史派”だったキスマイもなかなかのジャニーズの上層部から推されることはありませんでした。しかし、中居の激励もあったのか、彼らは陰で努力を重ね、徐々に認められていったようです。メンバー全員が礼儀正しく、“勉強させてほしい”と、同じジャニーズのグループのコンサートをよく見学に行くといいます。

 そうした場合、通常、タレントは裏口から入り、関係者席で見て、終了後、楽屋を訪れて出演者に挨拶してサッと帰るというのが普通。しかしキスマイメンバーは、たとえばのコンサート終了後にも、すぐに楽屋には入らず、楽屋前の廊下で何十分もずっと待ち続けるんです。それだけではなく、廊下を忙しそうに移動するスタッフに対しても、“お疲れ様です!”とずっと挨拶を続ける。嵐とキスマイは年齢が近く、個人的には仲もいい。

 ただ、コンサートなどの現場では嵐、そしてスタッフに対しても、状況を考え、徹底的に礼儀正しく行動するんです。キスマイメンバーは、中居の“自分がジャニーズ事務所を退所したあとも、ほかの先輩たちと交流して吸収していってほしい”という思いを、実践していたということではないでしょうか」

『女性自身』によると、中居は2月に入り、3日間に分けて、キスマイのメンバーたちと直接会って、自分の口から退所の意思を伝えたという。

 前出の女性誌記者は話す。

「先ほども言いましたが、SMAPのメンバーには会見の前日、芸能界の恩人で盟友でもある松本には当日の昼に連絡を入れた中居ですが、キスマイのメンバーにはそれ以前に退所を伝えている。中居のキスマイへの思いの深さがうかがえますよね。

 それだけではなく、中居は“ジャニーさんのためにも、お前たちはSMAPを超えてほしい”という思いを熱く語ったといいます。キスマイの7人も、中居の退所会見を熱い思いで見ていたのではないでしょうか」

 中居は21日の会見で、舞祭組について聞かれ際、「(舞祭組の退社は)絶対にやっていけない。ずっといたほうがいいと思います」と語り、取材陣の笑いを誘った。

「それを受けてキスマイメンバーもすぐに反応。22日、彼らのラジオ番組『Kis-My-Ft2のオールナイトニッポンPremium』で、舞祭組のメンバーでもある千賀は、“(舞祭組という)ジャニーズにないキャラクターを作って掘り出し物にしてくれた”と熱く語りました。玉森は“これが最後ではない”と早くも共演の期待を口にし、藤ヶ谷も”人間力に尽きる。器の大きさを感じた”と感嘆した様子でした。その後、番組では、中居が曲の冒頭を歌うSMAPの『君色思い』が流れましたね。

 中居とキスマイの師弟関係は、事務所が変わっても続いていくのではないでしょうか」(前同)

 中居の意思を引き継いだキスマイが、SMAPに並ぶ国民的グループになる日も遠くないかもしれない――。

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