(左より)東出昌大、唐田えりか
(左より)東出昌大、唐田えりか

 外国語映画として初のアカデミー作品賞を受賞し、現在大ヒット中の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』。監督したポン・ジュノ(50)も、世界の超一流監督の仲間入りを果たしたが、その快挙が“ゲス不倫”の東出昌大(32)と唐田えりか(22)に大きく影響しているという。

 3年間にわたって不倫関係にあったことが発覚し、東出は妻で女優の(33)と別居中であることが報じられたわけだが、東出と唐田が関係を持つようになったきっかけが、両者が共演した映画『寝ても覚めても』だった。

「同作の濱口竜介監督が、英国映画協会が発行する『サイト&サウンド』誌で、“ポン監督が選ぶ2020年代の新進監督20人”として紹介されたんです。いま、世界で最も注目されるポン監督のお墨付きですから、すごいことですよ。

 濱口監督は東京大学の映画研究会を経て、東京芸術大学大学院映像研究科に入学したのですが、そこで黒沢清監督の下でいろいろと学んだそうです。黒沢監督は濱口監督の手掛けた作品『ハッピーアワー』について”ゆっくりとリアリズムを積み重ね、後半のある時を境にフィクション・ファンタジーに変わっていく瞬間があって、それがものすごく驚きで感動的”と評しています。今回の『寝ても覚めても』も、同様のことがいえると思います。

 実際『寝ても覚めても』は専門誌『キネマ旬報』のランキングでも2018年の日本映画第4位に選出されるなど、非常に評価が高い作品。カンヌ映画祭にも出品されているし、世界レベルであることは間違いありません」(映画ライター)

『寝ても覚めても』は2020年2月19日にWOWOWでも放送されたが、賛否両論。主演の東出と唐田のセリフや場面の数々が、現実の不倫を連想させる場面ばかりだったのだから無理はない。

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