超豪華な面々がそろい踏み!『MOVIE大戦 MEGA MAX』

 平成仮面ライダーの映画には1つのシリーズで完結している“夏の劇場版”と前年度のライダーが登場する“冬の劇場版”がある。『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦 MEGA MAX』(2012)は後者であり、2012年当時放送されていた『仮面ライダーフォーゼ』と、前作『仮面ライダーオーズ』、そしてスペシャルゲストとして『仮面ライダーW』や昭和の仮面ライダーたちが登場するクロスオーバー作品だった。

「この作品を“最高傑作”とするファンも多いくらい、完成度が高い作品です。物語は『オーズ完結編』『フォーゼ学園祭編』、『W編』、『栄光の7人ライダー(昭和ライダー)編』、『最終決戦編』の5つに分かれていますが、どれも見どころが盛りだくさんです。
 名シーンをピックアップすると、やはり福士蒼汰(26)が登場する『フォーゼ編』でしょうか。ライダー史上初の学園ドラマを描いた作品ですが、リーゼントへアーと短ランという昭和のヤンキーのような主人公の弦太朗(福士)が宇宙人の少女“なでしこ”と恋に落ちるのです。一時は敵に彼女を奪われ泣き崩れるのですが、仲間たちの友情で吹っ切れ、彼女を奪還しに行くシーンは何度見返しても最高です。

 福士蒼汰の身体能力、長身を生かしたアクションシーンも長めに盛り込まれているため、見ていて盛り上がること間違いなしでしょう。

 ちなみにこの作品が、現状では、菅田将暉が出演した最後のライダー作品になります。そういう意味でも、貴重な作品ですね」(同)

 8年前の初々しい菅田将暉を確認するのもいいかもしれない。

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